切り口

夜、東京仏教学院講義。
講義で『A2』をまるまる観る。ドキュメンタリー2時間というのは慣れない人にはちょっとキツイとは思ったが、案外皆さんついてきてくれた感触。

以前これを講義で使った時は、若い受講生から「作品の背景と、講義でこれを観せた意図を説明してくれないと何の感想も言いようがない」とクレームがついた。この作品は外国でも上映されている。虚心に観て自分なりの切り口で考えてくれればいんだよと少し呆れた。正解を覚えるのが仏教を学ぶことだと勘違いしている節も感じた。

しかし考えてみれば誰もが自明の事件と思っていたオウム事件が起こったのは10数年前。当時10歳くらいの子どもには事件の記憶も意味もほとんどないということなのだろう。
今日も若い受講生があるので、事件の概略をまず説明した。しかしあのまるごとの状況は体験していないと想像は難しいかもしれない。

だとしても、この映画を今見る意味は充分ある。切り口は多い。宗教、宗教と社会、異物や他者との出会い方、共生、差別、寛容、責任、想像力、マスコミ、情報、メディアリテラシー・・・。

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午前中いっぱい京都にて昨日の会議の続き。

夜、先日の平和フォーラムの慰労会に銀座吉水へ。
ちょっとだけ遅刻していくと、テーブルの上にはビール。料理はまだだが、先着していたメンバーが調味料として置いてある醤油と塩をつまみに飲み始めている。まったく賎しい奴らだ、と思ったが、いやいや、この醤油と塩がどちらも旨みたっぷりで、これだけでつまみになるということ。試しに口にするとまさしくその通り。両方とも口に鋭さが全然ない。

滋味たっぷりの豆腐が出る。この品、消泡剤を使わないために、作業は毎日午前1時から始める!とのこと。
他も口にして嬉しくなる皿が続く。

ここの女将から、築地本願寺で定期的に野菜市ができないかと提案があった。築地市場とのコラボも考えられる。以前テリー伊藤氏が提案した「築地鍋」開発よりこっちの方が多方面において面白いんじゃないか。ちょっとまじめに考えてみたい。

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12.8

京都にて会議。
京都は小春日和。厚着して来たのが荷物になってしまった。

私はあらたまった場に出ると必ず生アクビを連発してしまう。
おそらく知らずに呼吸が浅くなっているか、緊張が体内の酸素を余計に使うか、その両方だろう。
会議などならまだしも、大きな法要に出仕中とか人の話を聞いているときでもそうなのだから困ってしまう。
私がアクビをかみころしている様に気づいたら、退屈しているのでも寝不足なのでもなく緊張しているのだと理解して下さい。

夜、懇親会を失礼して夜の法座とその後の鈴木君代さんのライブへ。生で聴くのは初めて。伸びる声がいいですね。今日が12.8ということもあって、平和をテーマにした歌を一時間。今の時代には貴重です。

その後、お決まりの巡回コース。その内のバーでスレッジハンマーを初めていただく。これ美味いわー。私の定番になりそう。

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イッセー2009冬

ダブって買った本などを古本屋に持ち込む。
暫し待って提示された金額は・・・予想を3割下回った。
これまでここの店に持ち込んだ時には常に私の予想金額を上回る金額が提示された。
それが今回は・・・うーん、まあ売れ筋の本はほとんどなかったからこんなもんか。
予想より下回ったとはいえ、まだBook offよりは確実にいい値だし。
今度からこの店にはマンガを持ち込むのはやめとこう。

夜、イッセー尾形のクエスト公演に行く。
実に実に充実した舞台。私は歌ネタはあまり好きではないが、今日はとても楽しめた。
ネタの忘備録。「徘徊」「食堂」「寝違え便利屋」「非常階段の女」「村起こしコピー」「続天草五郎」「ザ・マルクス」
どれも甲乙つけがたく好き。「徘徊」はレベルやバリエーションでいろいろな展開が期待できる。
帰り際、事務所の森田さんに挨拶したら、「やったー、ベテランさんも笑ってる」はい。堪能しました。

今年の私の観劇は、春の同じくイッセー公演と今日の2回だけにとどまりそう。『法然と親鸞』はなんとか観たいんだけど、ちょっと厳しい。

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ぼろぼろ

もう15年くらい着ている冬用ジャケットの裏地、ところどころがすり切れている。特に両方の内ポケットはもうぼろぼろ。
このジャケットは先日肘に穴が空いた奴とは別の物。裏地の他は袖口が少々危なくなっているので、裏地を直すのはちょっと躊躇する。このまま表もすりきれるまで着倒すか。
それでもいいが、他所で脱ぐのがちょっとできないな。

ジャケットの袖口がすり切れたのは私がデイパックを日常に使っているからもあろう。
私にとって、デイパックは必需品以上の存在。ほぼ体の一部。Mac他数冊の本を持ち歩くにはデイパック以外のバッグは使う気になれないし、両手はできるだけ空けておきたい。したがって、いついかなる時でもいかなる格好(礼服の時だけはさすがに避けるが)の時でも、デイパックを携行している。

それが先日、「婚活男子はリュックNG」というニュースが流れた。
結婚情報サービスに就く女性アドパイザーを対象にしたアンケートで、男性の持ち物でダメな第1位がリュックだったそうだ。
・・・ダメね、ヤーね、と笑われていたのか。んー、だからといってデイパックをやめる気には到底なれない。どうぞ笑ってくれ。笑いを提供できればそれはそれでうれしいことだ。

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若さより、強さより

午後、藤の会&やまゆりの会。
私の法話はカレンダーの言葉から「往相回向・還相回向」について。

浄土真宗の最重要語である「還相回向」は、教団外の方々によって豊かなイメージを加えられている。
その一人、理学療法士の三好春樹氏は老人介護の現場からこう読み替える。「成長して知識や技術を得ていくのは往相です。人間にとって大切なのは、老化過程、知識や技術を失っていく還相にこそあるのです。それは若さや知識、技術から解放されていくことです。」(『介護の大誤解!』より)
若さや知識、技術からの「解放」!

夜、K-1をテレビで観る。
主役は今日もパダ・ハリ。強く、アグレッシブで、色気がある。シュルトはアグレッシブではなく、色気もない。アリスターはアグレッシブだが色気がない。

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赤い実を食べた

会議2つ。
ひとつめでは、来年に企画しているイベントへの協力依頼。資料も用意せずに口頭だけでの説明で了解をいただく。

ヒヨドリが庭木の赤い実を夢中になって啄ばんでいる。あれで体が赤くなったらもう少し愛されるのだろうか。

ビデオ用の三脚を買った。
今まで使っていた奴が、高さ調節の部分の具合が悪く、上下ができない状態だったので。
さて、古い奴を処分しようと一応動作を確認したら・・・なんの不具合もなし。非常にスムーズに上下する。おいおい、これまでの不調は何だったんだ。
なんだかねえ、この気まぐれさは感情を持っているかのよう。

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所有の反対語

冷たい雨。
町田にて会議。

反対語ゲーム。
「愛情」の反対語は「憎悪」ではなくて「無関心」
「ありがとう」の反対語は???「当り前」
「絶望」の反対語は「希望」ではなく「ユーモア」

では「所有」の反対語は?
「放棄」「無一文」ではなく、「関係」もしくは「縁起」。

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あっという間に

会議2つ。

来年度事業についてもう検討する時期になった。
今年度が始まったのはついこの前の感覚なのに。

もうね、時の速さを嘆かなくなりました。ブラス面の方が多いことに気づいて。
なにもかにもたちまちすっとんでいくって始末がいいじゃない。

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いのちの日いのちの時間2009

夜、愛宕の青松寺にて自殺対策に取り組む僧侶の会主催による自死者合同追悼法要「いのちの日いのちの時間」。
超宗派の僧侶による合同法要。3年前から行なっている。
今回はお手伝いの僧侶の方々に寒空の下を最寄り駅からの案内に立っていただいた。多謝。

自死遺族の方々、110名様列席。
法要の後は懇話会としたが、時間があまりに短すぎた。毎月第4木曜日の築地本願寺での分かち合いにお誘いした。

閉会後会場の外に出ると、境内いっぱいに白いバルーンアートが風に揺れていた。それを故人の魂に見たてていた方もあった。

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