『ギター弾きの恋』
1999年製作、ウディ・アレン監督。
天下一品の腕を持つギタリスト、エメット・レイ。高慢で破滅的な生活を送っていた彼はナンパしたハッテイの一途さに次第に純情をつのらせていく。
なんかなあ、ダメダメ男物語を続けて選んでしまった。類は友を呼ぶ。
愛すべき、しかし友だちにはしたくない奴、エメット・レイ。「俺は世界で二番目のギタリスト」との自称は誇りではない。その程度でしかない自分への諦観であり、だから自堕落な生活も自ら許してしまう。なぜ俺は俺なんだ。ラスト、彼の悔悟の涙は苦く切なく観るものも湿らせる。
それはともかくハッテイ役のサマンサ・モートンが愛らしいよう。これを日本でリメイクするなら、相武紗季がいいかなあ、田畑智子もいいなあ。
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