仮という深さ
北海道、東北、新潟、国府、長野、そして東京の各教区の基幹運動推進役職者の協議会を東京が担当して築地別院で開いた。
初日の研修は森達也氏を招いてメディア論。テレビ作品『ドキュメンタリーは嘘をつく』を観賞後に講演。
講演では、「分かりやすさ」「二項対立」に抗うことの重要性を多方面の具体例を挙げて語る。
そして真宗教学の「真・仮・偽」構造に触れ、「仮」というグレーゾーンを設定しているところが真宗の深みを担保している、と指摘。
「仮」の積極的肯定的評価は教団内ではあまり表に出る事は少ない(多くは「真」にのみ偏る)が、それは真宗者が社会と切り結んでいない証左ともいえるかも。
質疑応答があまり盛り上がらない。うーん、メディア論ってイマイチ食いつきが悪かったか。「受信者」としての目を鍛えることと「発信者」としての責任を自覚することは僧侶の基本素養だということには誰も異論はないはずだが。
と不満に思っていたら、森氏も同席していただいた懇親会では、そこそこ話題が広がる。なんだよ、この話、さっきの質疑応答の場で出してくれよ。んもう、みんなシャイなんだから。
二次会では記憶がまだら。
俺は絶対にそれを認めない!とテーブルを叩く私の隣で「そういう松本さんを私は認めない」と静かに毅然と反論するM氏。その場面は覚えているんだけど、それが何についての議論の最中なのか全く覚えておりません。
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