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『ニュースの天才』

和歌山から朝イチの特急に乗って帰宅。

車中のDVDは『ニュースの天才』
権威ある政治雑誌の最年少記者スティーブン・グラスは、次々とスクープをものにして一躍スター記者となる。しかし一つの記事への疑問から、彼の記事のことごとくが捏造だったことが暴れていく。

捏造を糊塗するため、嘘に嘘を積み重ねていくうちに、グラス役のヘイデン・クリステンセンの端正な顔立ちに狂気が帯びる。「怒ってる?」と周囲の目に脅え続ける彼にとって、記事の捏造は自身の名声のためと同時に、周囲への歪んだサービス精神だった。周到な細工により誰もが見抜けなかった虚構を構築できた彼の想像力は、捏造により多くの者を傷つけることになることへの想像にはまるで発揮されない。

どんなに豊かな想像力でも自分の都合には敗北する。それは覚えておいた方がいい。

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