ヌルい
午前、地元で雑談形式の勉強会。
格差の拡大と定着は雇用創出として直接間接の紛争参加に繋がる。
今の(に限らないがますます)戦争は、現場では貧乏人同士の殺し合いでしかない。
という話をしていると、参加者の一人からこんな話が。
「ぼくは警備員の仕事をしていて、人からバカにされるような給料しかもらってないんだけど、一応生活出来ているし、高い車とかは全然興味がないんで、低収入でも不満はないんですよ。だから政治を改革しようという熱情など湧いてこないのが正直なところです。
でね、職場に学生のバイトがいるんですが、彼がとんでもなく優秀かつ努力家で、大学からの推薦でイギリスの大学とかへ留学したりしているんですけど、彼が言うには、階級社会の堅固な中から出てきた外国のエリート学生たちは優秀さも勉強量も桁が違う。ハンパじゃない。自分はとてもかなわなかった。そういう環境から帰ってくると日本はヌルくてどうしようもないって危機感を持っているんですね。彼の専門は開発経済で、これから東大大学院に進み、その先は官僚になるっていうんですけど」
その彼、今の日本の学生が勉強しないと憤っているわけ?
「いや、学生だけじゃなくて、企業もヌルくてしょうがないと。まあでもヌルい代表のぼくなんかとはよく話をしているんですけど」
格差はもっと広がった方がハングリーになって活力が生まれると言っているように聞こえるその彼の専門が開発経済って・・・。
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