『ボラット』
渋谷シネ・アミューズにて。
実は法話のネタにするつもりで観たのです。差別偏見を考えるための。
が、私が甘うございました。とても私の腕では法話に仕立て上げられるタマではございません。差別偏見テーマはともかくお下劣さがちょっと臨界点を超えております。
副題は「栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
カザフスタンのTVレポーターのボラット氏がアメリカを横断しながらその文化を学ぶというドキュメンタリー(仕立)。
アメリカの善男善女はボラット氏の無知さ正直さ下品さに困惑し激怒しその底を露呈する。
骨の髄からの人種差別者かつ性差別者かつ障害者差別者のボラット氏、正体はユダヤ系イギリス人のコメディアン、サシャ・バロン・コーエン。その意図するところは大当たり。でもなあ、こんなにシモネタを盛り込まなくてもよかったんじゃないかと思うけど、ここまでバカバカしくやったことで、差別ネタも抵抗なく受け入れさせる環境を作ったとも見える。
差別を撃つ時は自らの身を低く置き、体を張る。その方法自体は正しい。しかしこりゃ低すぎるし体を張りすぎ。
この愛すべき作品、やっぱり寺じゃ使えないよ。この私でも。
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