『イン・ハー・シューズ』
京都日帰り。
新幹線の中でDVD『イン・ハー・シューズ』
私は2時間以上の映画が苦手。DVDを選ぶ基準もまず長さを確認する。
この映画も、知人からは強く薦められながらも、時間が130分なので敬遠していた。嘘でいいから、120分以内と表示していてほしかった。そうしたらもっと早く観ていた。もっと早く幸せになれた。
この映画、好き。大好き。
何の職にも就けない奔放な妹、マギー(キャメロン・ディアス)と、弁護士事務所に勤める堅実な姉、ローズ。しばしば反目しながらも離れられない二人だが、マギーは、ローズにやっと出来た恋人とはずみで寝てしまい、その現場をローザに見られて二人は断絶する。マギーが逃げ込んだ先は、死んだと聞かされ何年も会うことはなかった祖母の住む老人ホーム。
さまざまな過去を持ちながらしかし人生にイエスと言う老人たちに囲まれて、マギーはしだいに自分の居場所を見つけていく。
マギーも、ローズも、不器用だ。哀しいくらいに。苦しいくらいに。それは家族から上手に愛されてこなかったことに由来している。
そしてその不器用を、認め、包み、笑ってくれる人と、人たちと出会えた二人に乾杯しよう。
中ほどで、読書障害のマギーがたどたどしく詩を朗読する。それに病床の老教授はこうアドバイスした。「心配ない。詩はゆっくり味わうものだ」。
そう。人生もまた。
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