物語
夜、東京仏教学院に出講。私の担当は「基幹運動」。
始めに映画『パラダイス・ナウ』を観賞。後に映画を題材にディスカッション。
『パラダイス・ナウ』は、パレスチナで自爆テロに向う2人の若者の2日間を描いた大秀作。受講生の頭上には、なんで基幹運動でパレスチナ問題の映画を観なくちゃいけないの、という?が見え隠れ。いいんです。差別と平和を考える時には欠かせないトピックということが観れば分かる。
それにね、坊主を志す者、映画はいっぱい観なくちゃいけません。小説もたくさん読んだ方がいいでしょう。物語の力というものを知らないではとてもお経なんて読めませんよ。物語だからこそ伝わる真実があるし、嘘をついてまで伝えたい真実だってある。
でも、物語を消化するためにも予備知識は必要なようで。『パラダイス・ナウ』の前提となっている登場人物たちの閉塞感や絶望感やそれを生む圧倒的な状況を全然知らないと、この映画の意味すら分からなかったかもしれない。さすがに「自爆テロ」を知らない者はいないと思いますが。
観賞後の話題は、彼らにとっての天国とは、宗教とは何か、から始まって、恨みからの解放、被害者意識、被害者にとっての救い、などなどについて。
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