チッタゴンへ
早朝、ホテルを出る。
朝から道はリキシャと車が抜きつ抜かれつで溢れる。信号待ちで止まった車の窓をストリートチルドレンたちが叩き、新聞、ピーナッツ、綿菓子などを売って歩く。しかし見たところ誰も買う者はいない。
街中は土ぼこりが舞う。とても清潔とはほど遠いが、今まで訪れたアジア諸国の街中で感じた汚らしさとは一味違う。その原因は、道端にレジ袋が見当たらないこと。
バングラデシュでは2002年にポリエチレンのレジ袋の使用を禁止した。あの袋、ひとたび道に投げ捨てられれば雨にも負けず、風にも負けず、ボロボロになりながらも長く長くその存在を誇示し続ける。それを禁止したのは英断と言っていいのでは。
チッタゴンへ向う途中、仏教遺跡モエナミティへ寄る。バングラデシュは、かつて玄奘三蔵が歩き(!)多くの仏教コミュニティを作っていた。その遺跡は国内に多く残っているがまだ未調査が多く、発掘途中の遺跡も多い。
今日寄ったここは玄奘三蔵が滞在していた僧院。併設している小さな博物館には発掘された物を展示されている。おさめられた仏像の表情の優しいこと。仏教遺跡は整備したらかなりの観光資源になる。玄奘三蔵の名は日本韓国中国の仏教徒には強力でしょ。
そこから延々車を飛ばして、主目的地のチッタゴン丘陵地帯(CHT)に着いたのが午後4時すぎ。軍の検問所にてスマナランカ氏の出迎えをいただく。
そしてジュマの少数民族のコミュニティへ。集会場で住民と対面交流会。ジュマ民族は仏教徒。顔つきはほとんど日本人と変わらないモンゴル系。
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