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とらわれてしまった

午前、長男の剣道の練習風景をのぞく。円になって素振り、その後二人組になって打ち込み練習。試合形式の練習は時間の都合で見られなかったが、なかなかに良い雰囲気。これなら続きそう。

午後、築地本願寺前交差点。そのすぐ脇の歩道にシートを敷いて正座をしている女性がいる。
年の頃は40〜50か。頭に手ぬぐいをかぶり、服装は茶色の作務衣ふうの作業着。こざっぱりとしている。これが境内にいたのなら、清掃の休憩をしています、ということでもまあ不自然ではないが、ここは交差点。
いっぱい書き込みがあるくたびれたメモ帳を両手で持って、小さく音読をしている。何を読んでいるかは分からない。
それだけなら、まあ、いろんな人がいるなあ、で過ごせたが、目をひいたのが彼女の膝の前に置いてあるもの。
500ミリリットルのペットボトルを半分に切った器にいれられた小銭。
え、あの、もしかして、乞食さんですか。
見たところそんなに荷物がある様子はない。ペーパーバックレディの風情はなく凛とした感じ。
もし、前に置いてあるのがペットボトルではなく鉢だったら托鉢の途中なのだが・・・、いやホントに托鉢なのか。器にとらわれてしまった私が悪かった。しかし。

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