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伝統

昼、読売新聞八王子支局長の話を聞く。
支局長は社会部記者出身。記者時代は権力者の不正を追及することを使命としてきて、現在は八王子市長の倫理的責任を問うている。支局長、あきれ顔で「これに対して市民が怒っている様子が見えないのが不思議。八王子は成熟しきってしまっているのか」と。
読売の社会部は社の方針とは離れて反骨的という伝統はまだ健在なのですね。
話を聞くにあたって、ちょうど昼なので食事をしながらを予定したら、マスコミの倫理上、提供を受けるのはコーヒー1杯、500円程度までとのこと。

夜、東京仏教学院に出講。時間を延長してもらってDVD『靖国』鑑賞。
非常に話題になった作品にもかかわらず、受講生で観ている者は1人もいなかった。意外。真宗を学ぶ者にして靖国は関心外になっているのか。いや、靖国が関心内に入るのは学びの結果だろう。一般的には靖国は単に外交問題のひとつでしかなくなっているのだから。
観賞後に靖国問題に関して少しコメントをしたが、時間がなかったこともあってどれもこれも言葉足らずになってしまった。すみません。今後の講義の中で再論します。

http://homepage2.nifty.com/enryuji

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