「承認」を基礎として
合宿会場は逗子の海辺。晴れ渡った空、高い波の向こうに富士山がどどんと据わる。すげえロケーション。
ワークショップ2日目。6時に起きて朝食までの時間は各人が自由に過ごす。私は気功を体験。気功にもいろいろな流派があるそうで、本日のは太極拳的にゆったりと体をほぐしていく。
午前のワークのテーマは「感謝」。
オープンセンテンスという手法で、始めに提示された短文につなげて,自由に話を展開していく。短文は3つ。「私が今一番愛するものは」「私が子どもだった時に一番居心地がよかった場所は」「私が今、自分自身について誇れるところは」
自分が今生きていることへの感謝というか承認をあぶり出す。
絶望と相対しうる前提となる作業。
昼食をはさんで午後のワーク。
しかしその前にパワーアップの時間を持つ。何かと思えば、昼寝。10分間、その場で60人が横になる。広い畳の部屋があってよかったです。10分間の昼寝、本当に頭がすっきりする。これは習慣にしてもいいかも。
午後はジョアンナによる仏教の講義の後、自分の中の怒り、怖れ、悲しみ、空虚というネガティブな感情を表に出すワーク。
これに実に90分。思いが昂ぶって涙を流す人あり。しかし私は少々乗りきれなかった。後で話を聞くと同様の感想を持った人多し。人前で感情を出すのは日本人としては一番苦手なことかもしれない。どうしても芝居がかってもしまう。でも、表に出さないまでも自分のもつ感情と向き合うだけで意味があるのだろう。
ワーク後、障子を開けると深い夕焼け。一同から感歎のため息がもれる。
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