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谷中にて北村作品

夕方、谷中にて北原久仁香さんの語りを聞く。今日は北村薫作品を3つ。
最後の短編、アフリカの小国の映画に確信的に誤訳して字幕を付けた話が特に染みた。北御門二郎を思い出す。
北御門は50年前、当時の大御所により訳されたトルストイの諸作品を、原意を伝えないはなはだしい誤訳と問題提起した。当の大御所は北御門訳こそ原文から離れすぎで誤訳だと応酬した。
北御門の訳業は「心訳」と自称する通り、単語や語順にとらわれず作者の意図するところを自然な日本語にすることにこだわったもの。昨今の古典新訳ブームを半世紀先取りしていたと言える。

帰り、春日の大沢食堂に寄る。
極辛カレーを食するため。
次元が違う辛さと定評の店。噂は聞いていたが来る機会がなかった。
辛さは普通、中辛、大辛、極辛の4段階。
初めてなら大辛を試してから、というアドバイスに従って大辛を注文。追加メニューとして小皿に少しだけ極辛カレーを付けてもらう。
大辛と極辛、色が全然違う。極辛は赤い。まず極辛をご飯にのせて口に運ぶ。
なんだ、いけるじゃない、と思った3秒後、熱い刺激が走った。な,なるほど。こりゃ噂通り。
味はココイチ系、つまり日本風カレー。辛さは赤トウガラシのそれ。直接的だがあまり後をひかない。
極辛添えの大辛カレー、美味しくいただきました。
純極辛カレーにいつかチャレンジするか。たぶんしないな。

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エスティマ1ヵ月

午後、研修会の教材づくり会議。
先月の研究会の反省とこれまでの蓄積を元に会議を進めるが、話はうだうだというかまったりというか。こういう会議、耐えられない人は少なくないだろうが、私はかなり好き。話があっちこっちに行きながら、まずまずの方向に落ち着いていく。

エスティマ・ハイブリッドが来て1ヵ月、燃費は今のところリッター平均14キロ。カタログ上は10・15モードで20、JC08モードで18キロということだが、まあ実際はこんなもんか。それでも以前のプレサージュの2.5倍以上。
しかし意外だったのが、町乗りの方が高速よりも燃費がよくなること。町中では14.3くらいまでいくが、高速道路に乗るとみるみる13キロに落ちていく。低速だとモーターで走るが高速だとガソリンを使うため。

ラパンはリッター15キロくらいなので、やはりふだん使いはラパンになる。

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古本まつり

都心のお寺の報恩講に出勤した後、神保町を通りかかった。
古本まつりをやっている。
以前は私は毎年この時期にはワクワクしながら神保町通いをしていた。特大のダッフルパック一杯に本を買い込んでも重さを苦に感じることなく、期間中は時間が許す限り通っていたものだ。
今は目指す古本はインターネットで探すもの。
古本屋を覗くのは探求本狙いではなく、新刊書店と同じく未知の本との出会いを求めてとなった。
今日も古本まつりをしていること自体を忘れていたが、通りかかれば覗かずにはいられない。
覗けば数冊は買ってしまう。天気は最高だし。

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免許更新

自動車普通免許更新。期限ぎりぎりでやっと。
撮られた写真を見るとまた口元が引きつっている。もう慣れました。

夜、葬儀業界を改善しようという志ある業者さんたちと話しあい。
この会合は一年前から定期的に持ってきているが、僧侶側の動きの悪さとこの会の事務上の不備を厳しく指摘される。ご指摘の通り。そうなってしまったのはそれなりの事情があるのだが、ここで説明できるものではないししても仕方ない。
それはともかく、これだけ真面目な業者さんとつながりができたことをあらためてうれしく思う。

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寺の役員さんと

午後、神奈川地区のお寺の役員さんを対象とした研修会に出講。
この会には昨年もお招きいただいた。

今回のテーマは葬儀。
近年、首都圏で直葬(式を行なわず火葬だけで済ますこと)が増えつつある現状を踏まえて、真宗門徒として葬儀をどう考えるかをお寺の役員さんとともに考えた。
葬儀の意味と意義が見えにくくなっていること、そして悪しき消費者マインドの蔓延が根底にある。その責任は寺側に大きいのはもちろんだが。

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ばたばたと

昼、世田谷のお寺の報恩講に出勤。
本降りの雨。住職いわく「当寺開闢以来の雨」。なわけないが、確かにあまり記憶にない。

お勤め後にすぐ八王子に戻る。延立寺法話会、ご講師は成田真二郎師。延立寺ではほぼ一年ぶりのご縁。
お話後、控室で「ご講評を」と請われる。正直に言っていいんですか?私の評は厳しいですよ。
などという心配は不要。成田師、前回お招きした時も私に意見を求め、本日のお話にちゃんと生かしてくださった。誠実な方です。

夕方、アーユス事務所にて、今年度の人材支援とパートナーシップ事業の第1次選考。今年の応募は少々少なめ。いつもハードルを高く設定していますので。

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放置

このブログ、ほぼ一ヶ月放置したまま更新できず。

・・・余裕ありません。

ぼちぼち埋めていきます。

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八王子の盛り上げ

雑誌『散歩の達人』購入。
今月号の特集は高尾山八王子。

紹介されている店がどれもこれも知らない。
最近出た八王子ガイドブックはなんだか同じような店が出ていたんで、この特集はけっこうがんばっている。
いや、実際、八王子ってけっこういい店がある。ただ地域が広すぎるんでどうしても見えにくい。

一方で、シャッターを下ろしたままの店も確実に増えてきた。

八王子の発展は八王子駅南口が期待されているが、私が考えるに、西八王子がひとつポイントと思う。こじんまりと主が楽しんでいる店が点在している。この手の店がもうちょっと集まってきたら、西荻窪風の発展が期待できるような気がする。うちから最寄り駅なのも得点高し。

もうひとつのポイントはJR八王子と京王八王子を結ぶ道。あそこがなんとももったいないというか寂しいというか。保険所と八王子合同庁舎をビルの上にのっけて再開発はできないか。

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立ちねぷたは一見の価値あり

青森2日目、五所川原の立ちねぷたの館へ。

青森の祭といえばねぷた。青森ねぶたと弘前ねぷたが有名だが、県内には30以上もねぷたを名乗る祭がある。
そのうちのひとつ、五所川原の立ちねぶたは、その名の通り、はりぼて人形が立っている。その高さ実に22メートル。作られたねぷた人形は3年間使われるため、祭のない時期はこの館に保存され公開されている。
間近でみるその人形の大きさ迫力に圧倒された。これほんとうにすごいです。これが街中をねり歩くわけですか。

立ちねぷたの発祥は100年前に遡る。巨大人形が売りだったが、町の開発が進み、電線などの邪魔になるという理由で縮小し、結局途絶えてしまった。
それが80年ぶりに復活したのが今から11年前。いやー復活して大正解ですよ。でかいってだけで人は素直に感動します。この夏のガンダムを思い出すまでもなく。
これ、浄土真宗でパクれないか・・・とまた思ってしまう。

午後、縄文遺跡の三内丸山遺跡へ。
しかし私は締切が過ぎた原稿を書くため、遺跡の入り口ロビーの椅子で原稿書き。なんとかやっつけてイーモバイルで送信。遺跡から無線で送れるなんてねえ。便利ですけど逃げ場がないというか。

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六ヶ所村

朝、上野から新幹線に乗り、青森へ。
つい1ヵ月前に来たばかり。縁があるときにはあるもんです。同じ青森県でも今回の目的地は異なり、六ケ所村へ。
長く反原発運動を牽引してきた方にインタビュー。いわゆる市民運動家ではなく、ごく普通の漁師のおじさん。いろいろお話をしてくださった。が、青森弁で4割程度しか分かりません・・・。場を辞してから同行している青森出身者に、通訳してほしかったと言ったら「えーっ?あれはほとんど標準語だったじゃないですか。だから私も通訳は必要ないと思ってそのまま聞いていたんですけど・・・」地元民とよそ者の壁はまだまだ高い。

その後核燃料再処理工場へ。PR館に行くと美しくにこやかな案内のおねえさんが館内を説明してくれる。原発を揶揄するようなこちらの軽口もにこやかにスルー。いい人材を配置してますね。

再処理工場の周りには風力発電の風車が林立している。その数約70とか。六ケ所村は実は日本有数の風車銀座でもある。人家がないので低周波騒音などの被害も出さないし。

夜は青森駅近くの民謡酒場で、津軽三味線を楽しむ。

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偏り

昨夜は東京仏教学院に出講。今年度私の担当の第2回目。

使った教材は山口県光市の母子殺害事件のドキュメンタリー『光と影』。
被告側弁護士の主張を追ったものだが、受講生の中に、この裁判を非常に近いところから見てきた方があり、この作品は偏っている、という批難に近い感想をいただいた。
ええ、あの、説明不足だったかもしれませんが、別にこれが真実だと言っているわけではありません。私たちがものを見ることは必然的に偏りを持つということ。それがいかなる偏りかを意識することが肝要ということを感じていただきたかったわけです。講義の終りには大方ご理解いただけたものと思ってます。

本日は午前から会議続き。4つ。
その合間に八王子のギャラリー「ことのは」へ。オーナーの作品展にやっと寄ることができた。

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ハードル高すぎ

午後、築地本願寺に弁護士の滝本太郎氏を招いてカルト問題をテーマに研修会。

友人の坂本堤弁護士殺害事件からオウム事件に関わることになり、自身もサリンの攻撃を受けた。現在もカルト対策に尽力されている。
ご自身は無宗教と自認する。それは宗教の否定を意味しない。だからおおよその日本人と同じく、無宗教というよりは宗教団体無所属派と言った方がいいだろう。

その滝本氏が現在の日本で最大の宗教者だと評価するのが中島みゆき。彼女の歌に自身が救われてきた。オウムソングをさんざん聴いたあとにはきまって中島みゆきの歌で精神を保っていたという。

講演の最後にも再び中島みゆきの名を出し、彼女の歌にどれだけの人が救われてきたか。宗教者にはぜひ彼女のような仕事をしてほしいと講演を締めた。・・・そのご期待、ちょっと難しいです・・・。

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消えたリゾート

なんかおかしいなと前を通るたびに思っていた。
が、ウェブサイトを見て確認。「ウカイリゾート」が3ヶ月も前に閉店していた。
ウカイリゾートは八王子市内にあったフランス料理店。
明るい店内、充分な人数のスタッフによるにこやかな応対、皿のレベルも悪くない。それで安くはないが決して高すぎない価格設定。私はこの店が好きだった。

うかいグループは八王子発。現在もステーキ、豆腐、炭火焼、和食の4店を展開しているが、近年は芝公園の豆腐屋、銀座や表参道のステーキ屋が人気になっている。
ウカイリゾートのコンセプトを引き継いだという店を出すのはなんと丸の内。それじゃ使えない。

まあね、閉店して3ヶ月も気づかなかったんだからいまさらさみしいもないんですけど。

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コレクター狙いはさもしい

この夏、コンバースワンスター製造中止の報を聞いて、ネットで売れ残りを探していた時に、新色の限定発売の情報を得た。ワンスターの革部が黒一色のと白一色のやつ。付いた名前がワンスター・モノ。シンプルなのが気に入り、即、黒を予約をしてしまった。

それが今日届いた。
ああー、いい感じ。最近履いている革版オールスターもやっと足に馴染んではきたが、この包み込む適度な堅牢さはワンスターならでは。それにこの星の大きさのバランスがやっぱりもう・・・美しい。喜んで履かせていただきます。

しかしこんなの作るんならなぜ定番を作らないのか。どうやらシーズンごとに新作を限定数出していく方針になったようだ。コレクター狙いか。コレクター頼みで商売するのってなんかさもしい感じがするぞ。カップリング曲を変えるとかジャケット違いで同じ曲を何種類も出す落ち目歌手みたいで。

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法然聖人応援団は

多摩地区のお寺の仏教壮年会研修会に出講。
最初出されたテーマ案は3つ。「法然と親鸞」「これからのお寺のいき方」「自死(自殺)問題」。それなら、とさして考えもなく「法然聖人と親鸞聖人に学ぶこれからのお寺のいき方」として自死問題にも言及することにした。実に安直というか場当たりというか。でも結果的には正解だったと思う。

思えば、浄土真宗では法然聖人が語られることは意外なほど少なく、法然聖人のことが本当に知られていない。しかし足跡も語録も本当に魅力的。これが世間的に知られていないのは不思議なくらい。浄土宗の戦略が下手なのか。いや、親鸞聖人にしても広めてくださっているのは教団外の方々で、教団はしばしば足を引っぱっていることもあるからしょうがないか。法然聖人の応援団、誰かいないか。

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スタンド・アップ

昼前、築地本願寺本堂にてスタンド・アップ。

スタンド・アップとは、世界の貧困問題に注目していますよ、ということを態度で示そうという国際規模の運動。4年前から始まり、昨年は世界で1憶2千万人が参加した。

アーユススタッフから、築地本願寺ではできませんかねー、と持ちかけられたときは正直言って躊躇した。説明して理解を得る自信がなかったので。
私がぐずぐずしていると、この話を聞きつけた職員の1人が、やりましょうよ、と乗り気になってくれた。それに押されておずおずと提案してみると、意外にすんなりといいですね、という反応。

お昼前の時間、本堂に築地本願寺の職員の方々が続々と集まってきた。本日たまたま本堂でお参りされていた方々にもご参加いただいて、予想外の60名がスタンド・アップ。用意した宣誓文が全然足りなかった。嬉しかったです。ほんとに。
その様子はウェブサイトで報告されます。

立っただけで何の意味がある、との揶揄は当然ある。これはアピールの意味よりも自覚喚起の意味が強い行動。立つこと自体を運動とするのではなく、一歩のためにはまず立たなければね。

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すぐ前で交通事故

昼前、外から鋭い衝突音がした。明らかにただ事じゃない。少々の音なら気にならない私だが、今回はさすがに見に出た。
車道で4トントラックが止まっている。フロントガラスにひびが入り、全面がつぶれている。反対車線には斜めに止まった普通車。後方片側がひしゃげている。トラックの運転手らしい若者は携帯電話で連絡中。小型車の運転席と助手席は膨れたエアバッグでふさがれ、エアバッグにもたれかかったままの運転手は意識はありそうだがぐったりと座ったまま。血が流れている様子はない。

すでに何人も近所の方が様子を見守っており、救急車待ちということで、私は何もせずに寺に戻った。

車道の両車線を完全に塞いでしまい、他の車は通行不能。うちの門前で車が次々にUターンして戻っていく。
通行止めはそれから4時間近く続いた。

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実践

午前、小学校の来年度PTA本部役員の第1回推薦委員会議に出席。
推薦委員は次期役員を探してくださる方だが、その委員さん自身が本部役員の仕事が分からないということが多いために簡単に説明する。
現役員はけっこう楽しそうにいろいろこなしてくれているので、伝わっている雰囲気は悪くないと思う。でも、思わぬ質問も出たりして、本部役員以前にPTAの実践自体が見えていない人もいるのだろう。

午後、冬に開く僧侶向け研修会の企画会議。
ああでもないこうでもないと案を検討した結果、テーマを「実践真宗学」とし、同名研究科を持っている龍谷大学の学長と同科教授を講師としてお呼びすることに決定。
この研究科はまだ開講して2年。もっと知ってもらいたいとの気持ちからか、ご両名ともお声がけに喜んでくださって忙しい中を時間をとってくださった。
「実践真宗学」。実践じゃない真宗学っていったい何なの?というツッコミはこの際横に置き、まずは楽しみであります。

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反応

午前、築地別院にて、坊守さんの研修会にて「挨拶」を依頼される。
時間は15分。挨拶としては長いが、つまりは法話や講演のようにかしこまらずに何を話してもいい、ということと判断し、小ネタで失礼しました。反応はまあまあでしたでしょうか。

北海道の中古書店で本棚が崩れて女子中学生が意識不明となる事故が起こった。
本屋で本棚が崩れるって状態がちょっと理解できなかったが、報道写真を見て納得した。この本棚、パーチクルボード製だ。これ強度的にちょっと頼りないし、水に弱いので家庭用以外では使用は避けた方がよかったかも。
本が崩れる、という事件には妙に反応してしまう。

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本門寺御会式初体験

夜、知人のお寺にて会議。
会場の寺は本門寺の隣。いい機会だから御会式にお参りください、と言われていた。

蒲田駅からタクシーをひろい、本門寺へ、というと即「無理です。通行止めなんですよ」
へ?まあそれでも目的地に一番近づける場所まで行ってもらう。街の角角に警察官が立ち交通整理。なんとなく空気から祭の高揚感が漂う。遠くから法華太鼓の音が響いてきた。

「ここまでですね、この先の公園の中を上がっていってください」タクシーを降りて住宅地の路地を抜けて公園の道を登っていくと・・・いつもは静かな墓地の道が露店でぎっしり。中高生たちがいっぱいで射的などを楽しんでいる。その頭上で太鼓とお囃子が響き渡る。ななななんだこれは。

本門寺の御会式(おえしき・日蓮上人の命日)がこんなに盛大だとは、東京に50年住んでいて、しかもお寺業界にいながら、全然知らなかった。

会議の後、露店の中を歩く。その間とぎれることのない法華太鼓とお囃子に乗って、纏いが舞う。掛け声が飛ぶ。ねぶたのような張りぼてが練り歩く。これが夜中12時まで続くとか。

いやもう、びーーーーーっくり!

報恩講とはまるで違う宗教空間に圧倒された。地域まるごとを巻き込んでのまさに祭。
この、なんだかわけわかんないけどワクワクする感覚は、今の浄土真宗に決定的に欠落している。どっかパクれないか。

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名の効用

昔は「お疲れですね」の一言で済んでいたものが、現在は、医者に行くと何かしら病名をつけられて「病人」にさせられてしまう。
それがなんとなく胡散臭いと思っていたが、そうでもないと考えを改めた。
病名や障害名をつけることで収まるものがある。

知人にちょっと変わった奴がいる。
行動力はあるんだが自分勝手に事前の打ち合わせを変更したり約束を守らなかったりして混乱を自ら招く。仲間に対して無神経な発言を重ねて離反させる。
その態度に対して何回も直接注意した。時には声を荒げて。
すると相手はそうですね、と殊勝な態度になる。が、まーったく改まらない。ので、腹立ちは倍増。

その彼、まるまるアスペルガー症候群の行動様式と一致することに気づいた。
アスペルガー症候群とは高機能自閉症のことで、知能障害はないが社会性を司るところに欠損がある障害。
自分の関心の向くところには特異の働きをするという利点がある一方で、他人の気持ちを想像できない、言葉の裏が読めない、物事を全体として捉えることができない、会話がちぐはぐになる、という欠点を持つ。
病気ではなく障害なので、必要なのは「治療」や「直す」ことではなく、適切な「対応」だ。

それが分かってから、彼の行動にほとんど腹が立たなくなった。彼がなぜそういう言動や行動をとるのかが分かれば、対処も可能。

まあ昔なら、あんな彼でもアスペルガー症候群など名付けられなくても、ちょっと変わった奴、ということで受けいれるくらいの懐は社会にあったんだろうが。

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香典なしでもいいんですよ

長女が以前お世話になった学校の先生が亡くなった。51歳。
娘をつれてお通夜に行く。
焼香をして帰ろうとすると、駐車場に娘の同級生の母親が何人も普段着でいる。焼香に来た子どもを送ってきて、帰りを待っているのだ。
ここまで来てなぜ焼香しない?たぶん、親が行くと手ぶらではすまなく、香典を包まなければいけないと思っているからではないか。
通夜葬式は手ぶらで行って焼香だけでも全然OKなのだが、そういう常識は必ずしも伝えられていない。

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これから

ご門徒向け研修会を充実させるための研究会。
私の役どころは問題提起。研修会で行なうそれの実演を求められていたが、問題提起をする上での問題提起とさせていただいた。
が、ことばだけでは伝わらなかったようで、やはり実演すればよかった。

夜、小P連の元役員の人たちと飲む。
話題はPTAのこと。もう役員を外れているのに熱くPTAの現在を憂いているおやじたちってけっこうかっこいいような気がする。外から見ればただの酔っ払いおやじたちだろうが。

家に帰ると、ノーベル平和賞にオバマとの報。
平和賞は佐藤栄作がとって以来くせのある賞だとは認識していたが、今回の判断は評価したい。実績の何もないところへ与えるとは。ノーベル賞の威信をもって縛りをかけたわけですね。言ったからにはちゃんとやれよ、と。受けたオバマも権威を利用してほしい。もらっちゃったんだから後退できないんだよ、と。

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風に舞っている

午前、来月末に八王子で開く平和イベントの打ち合わせ。テーマは「国立追悼施設」。民主党政権により再び浮上してきた案。靖国問題自体が変質化し風に舞ってきた中で今国立追悼施設を問う意義はあるか?というか、そんなテーマで人は来るのか?まあ自分自身の整理を主目的として壇に上がることにする。

強い台風が東京を直撃するとテレビラジオで重ねて報じている。
午後に予定していた会議はキャンセル。
境内の立ち木がミキサーでかき混ぜられたように踊る。そこに時折陽が差し込む。雨具さえも風が飛ばしたようだ。完全な風台風。それも午前の早い時間におさまった。

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イラクの今

JVCの谷山博史氏と原文次郎氏がアーユスの事務所に来訪。
イラク・ファルージャでの事業の現状についてご報告をいただいた。
JVCはファルージャにおいてイラク国内避難民向けの食料支援を行なっている。
ファルージャは2004年4月、米軍による掃討作戦で壊滅的な攻撃を受けた。その疲弊は大きく、今にいたるまで回復はしていない。イラクにおける反米闘争の象徴的な地域であり,イランの今後を見る上でもここの定点観測は重要との考えからの事業。

途中で場所を移動し、森下のちゃんこや深井にて。アーユス事務局全員がここの店の大ファン。特に味噌鍋が旨い。鍋なのに一年中食べてます。
飲みながら話を聞く。が、例によって理事長の自慢話に花が咲く。まあこのバカ話につきあうのも支援を受ける代償と思ってください。

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雨の熱海

熱海にて本願寺派南関東・静岡地区の役職者会議。
出席予定者が数人遅刻。高速道路の事故渋滞のため。ふだんは1時間程度の道が3時間かかったとか。
私は熱海くらいの距離だと最近は車を使うことがほとんど。だが今日は新幹線を使ってよかった。時間的にも早かったし肉体的にも楽だし車中でMacが使えたしなにより酒を飲めるし。

会議の後の懇親会は失礼して、別件のために東京へ戻る。
悩み多き人びとと飲みながら懇談。けっこう深い話になった記憶はあるが中身の記憶はない。

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小説『親鸞』

小説家の想像力を堪能しました。
いままでのどの親鸞伝とも違う勢いが全編を通じてあります。この点は新聞連載だったことの最大の利点でしょう。また、これまでの親鸞伝はどうしても時代背景の説明や仏教用語や比叡山の状況の説明などが入ってそれが物語の流れを損ねてしまったものが多くありますが、五木『親鸞』は説明が必要なところも物語の中に消化されて気になりません。さすがです。これも新聞連載の好影響でしょう。

親鸞聖人自身の史料はほんのわずかしか残されていません。そのため僧侶が親鸞伝を書くと正確さに縛られるあまりどれも似たようなものになってしまうのですが、それは作家には逆に自由度を与えることになります。
五木さんは書いていて楽しかったんじゃないですかね。聞いたところでは親鸞聖人の後年まで描く構想だったのが筆が走って膨らんでしまい、流罪にあうところで時間切れになったとのこと。ぜひ続編を期待します。

話は京の街中、凶暴な牛が突然暴れだし死者がでてしまう事件から始まります。私はこのシーンから映画『泥の河』の冒頭で馬が暴れだす場面を思い出しました。日常に突然訪れた死の理不尽さ。そして想像と共感を徹底して拒否する悪意。それらは時代の気分を示すとともに、物語全体を通底する中心課題です。それを体現した黒面法師を登場させることによって、親鸞の苦悩と、志向する救いのありようを読者に提示することに成功しています。

また、この物語では法然聖人の造形も魅力です。業績の革命的な点では親鸞聖人を遥かに凌駕しながら、なぜか現代ではいまいち世間的な人気にかける法然聖人。ふところの深さが災いしているようにも思いますが、この小説では法然聖人に血を通わせることにも成功しているように思います。

今年の年末には書籍となって刊行される予定です。ただこれには新聞連載にそえられた挿し絵は載らないのでしょう。山口晃氏の筆。『バガボンド』の単行本の途中に挿入されているカットのような遊び心とユーモアが感じられてこれも従来の親鸞伝からジャンプした大きな要素と思います。
延立寺本堂の本棚で御確認ください。

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御礼

昨日、ご門徒の西さんから、東京新聞に連載されていた五木寛之の小説『親鸞』最終回のコピーをいただきました。
昨年の9月1日から連載されてつい先日完結したこの小説を、西さんは全回コピーしてお届けくださいました。おかげさまで東京新聞には申し訳ないですが購読せずしてリアルタイムで読むことができました。
ありがとうございました。この場からで恐縮ですが深く御礼申しあげます。
コピーは1冊にまとめて本堂の本棚においておきます。みなさんにも御一読いただきたいと思います。
小説の感想はまた後日に。

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オリンピック

延立寺やまゆりの会と藤の会例会。
私の法話は本日のオリンピック招致失敗などをからめながら。

オリンピックがリオデジャネイロに決まったこと、けっこうじゃないですか。というか、あまりに順当じゃないですか。これまで南米ではやっていなかったそうだし。
石原さんは政治的な裏取引があったなんてぼやいていたそうだけど、それは全然関係ないでしょう。「初めての開催」を越えるようなストーリーを描けていなかっただけで。環境というのはコンセプトとしては悪くなかったけど、敵が悪かった。スポーツで世界をつなぐ、だから持ち回りにするという建前は大事にしましょうよ。

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緊急募金

午後、アーユスミーティング。
このたび起こったフィリピン・マニラの台風被害とインドネシア・スマトラ沖地震への救援募金を送る相手先を探す。両方とも地域的にNGOがあまり見当たらない。緊急救援を得意とする知り合いのNGOも今回は動く予定はないという。
いろいろとあたった結果、募金先を決定。
たいていの事態に早々に対応できるのがアーユスの強み。この点、もっとアピールしてもいいかもしれない。

しかしなんでこう自然災害が続くかね。

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仏陀銀行

もう10月・・・・・

青森2日目。
奥入瀬川流域を歩く。なるべく自然のままに手を入れず、倒木もそのままにしておくという方針とのこと。
驚くばかりの清涼さ。心身を洗う。
ここに来たのは30年ぶり。高校の修学旅行以来。
今は修学旅行で東京から青森というのはけっこうめずらしいだろう。当時でさえめずらしかった。
しかし記憶に残っているのはリンゴ農家で体験をさせてもらったことくらい。
今日の心地よさはちょっと忘れ難い。

夕方東京に戻り、その足で慶応大学に向かい仏教NGOネットワーク公開セミナー『仏陀銀行の実践』を聴く。
パネリストは四方僧伽の井本勝幸氏と慶大経済学部長の塩澤修平氏。
四方僧伽は南方仏教の国で地方通過とマイクロクレジットによる仏陀銀行を提唱し、確実な成果をあげている。その実践紹介に対して塩澤氏からコメントがなされた。
話は地域通貨の有効性について多くさかれたが、その中でこれが仏教者の視点からなされたものであり、仏教者への信頼が根にある活動であることが少し見落とされた(か、仏教者内の活動であるがゆえに塩澤氏の関心が薄れてしまったかの)ように感じた。

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