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町全体が闇

岩手の朝は寒い。

午前は岩手県の葛巻町を視察。
葛巻町は鉄道や高速道路からのアクセスは悪く、雪深いのにスキー場はなく、ゴルフ場もなく、温泉もない。
なにもない中で自分たちのできることを模索しまず注目したのが酪農。そして、それまでは邪魔者だった野イチゴを有効利用してのワイン作り。さらに、自然エネルギーを積極的に導入した。
風力、地熱、バイオマス。風力で作った電気は全部東北電力が買い上げる。そのため、震災時も発電機能はダメージがなかったにもかかわらず3日間停電となってしまった。

午後は葛巻町にある「森と風のがっこう」へ。
廃校になった分校をそのまま借り、循環型生活を実体験することで自然と自分・こどもとおとな・女と男・過去と未来・・・さまざまなものをつなげていく活動をしている。
ここの合い言葉は「もったいない・ありがたい・おかげさま」
お寺でよく見ることば。しかし堅苦しさはまったくない。
ここでの実践を延立寺に応用するのはなかなか難しいが、一点、太陽光パネル用のバッテリーは導入してもいいかも。先の計画停電の時、せっかくのうちの太陽光パネルは役に立たなかった。蓄電機能がないと非常用電源にはならない。

夕方5時半を過ぎると、葛巻町の中は真っ暗。
道路沿いに設置してある反射板がやたらと光る。まるで照明灯のように。ものすごく優秀な反射板なのだと思ったが、周りが暗いのでよけいに光って感じるのだと思い至った。道沿いには多くはないが民家がある。それらがみな真っ暗。そろって留守なのかと思ったがよく見ると違う。どの家も雨戸を閉めたり厚手のカーテンを閉めたりして家の明りが外に漏れないようにしているのだ。門灯も玄関灯も点けない。この地方の習慣なのだろう。結果、町全体が闇に沈む。

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トンボかウルトラ警備隊

夕べは久しぶりの級友と4次会まで。今朝は二日酔いはないが、祭りの後の寂しさが少し。ポケットの中には宴会の領収証。残金と照らし合わせると問題なし。酔いながらもやることはやっている私。幹事としてはまあ及第でしょうか。

夕方、アーユスの国内スタディーツアーのため、新幹線で盛岡へ。
新幹線内ではもちろんビール。お約束。
東海道新幹線の車内には無線LAN設備があるのでパソコンを開くのが習慣になっているが、東北新幹線はまだ設備がない。パソコンを開きながらネットにつながっていない状態がなにか不完全に思えてしまうようになった。

盛岡では東北新幹線と秋田新幹線の切り離しを初めて見た。子どもたちが集まって写真を撮っている。見てみると連結器が新幹線の頭部に収まり蓋がしまった。トンボの口のような、ウルトラ警備隊の基地のような。

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中学校同期会

中学校の同期会。
前回から9年ぶり。160名中54名の出席。4組あったクラスの担任の先生が全員ご出席くださった。
元生徒たちも、卒業以来初めて、36年ぶりという顔も少なくない。
想定以上に歓談が盛り上り、立食の料理がなかなか減らない。
私は幹事で会計担当にもかかわらず、しこたま飲んだ。まあ今日は飲むしかないでしょう。たぶん会計はおさまっていたと思うがまあどうでもいいや。

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同じ方向に

延立寺運営会議。
今後延立寺をどういう方向に持っていくかを考えていく。
寺の役割や仏教のはたらきについて理解が深く、私と同方向に向いていてくださるご門徒の存在がありがたい。

考えるポイントは2つ。アクセスが悪いという事実を踏まえどう拓いていくか。地元とどうつないでいくか。

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このご時世まだ

午前、秋晴れの下、葬式。

故人は老人ホームで亡くなった。遺族の方は当然葬儀には不慣れなためにホームの出入りの葬儀業者のアドバイス通りに事が進んでいた。

しかし用意された式場は「都民斎場」という名でありながら民営でかなりの割高の使用料。
それはともかく、施主が知り合いの僧侶(これは私)がいると言っているにもかかわらず業者の付き合いのある遠方の僧侶を派遣されそうになり、布施は最低40万円と言われたので怒って追い返し、別の業者に依頼して私に連絡がきた。
そのこともあり、世話になった老人ホームにも悪感情が湧いてしまったという。

追い返された葬儀業者、大手で名が通っているところだが、今のご時世まだ遺族の混乱につけこむような商売をしているというのが驚き。社名を言いたいな。まあやめとこ。会社というよりその担当者がバカだったんだと思うから。

アーユスミーティング。
アーユスのブランディング会議。アーユスの強みと特徴がどこにあって何を打ちだすべきかを考える。

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教えでなく

知り合いの寺の報恩講に出仕。

法要の後の法話を聴聞した。ご講師は「1年365日のうち363日は寺にいる」とご自身で言うように自寺を大切になさる方。
ご法話はご自身の生い立ちや経歴がほとんど。教義を伝えるのではなく、念仏に生かされている自らの姿をさらす。

法話は教義を伝えるものという思い込みが一般にある。でも、それで聴聞者を寝かしてしまったり寺から離れさせてしまったとしたらそれはどうなのよ。
法を伝えるあり方のひとつとして、法に生きている自分を伝えるというのは間違いなくある。「あんたの言っていることはまるで分からないけどあんたは好きだから念仏を称えよう」と言わせたらそれは大成功と私は思う。本日はその実例を間近にした。近年稀な体験。

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エルグランドタクシー

夜、八王子駅前近くにて。エルグランドのタクシーが客待ちをしていた。ちょっとのぞいてみると「どうぞ、料金は変わりませんよ」と運転手さん。のりこんだ。
実に広い。快適。なんでエルグランドなんですか、と聞くと「だって楽じゃないですか」と至極まっとうな答え。
料金体系は普通のタクシーと一緒。「ジャンボタクシー」などとエルグランドをタクシーに使っている例は八王子にもある。しかし料金が全然違う。以前確かめたところでは料金は最低9000円から。長距離でない限り使う気になれない。
ぜひまた使わせてくださいと名刺をいただいたが、なぜか紛失してしまった。また夜の町で遭遇するのを待つか。

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学んでいない

延立寺法話会。
ご講師は松戸高林寺の菅原智之師。延立寺へは2年ぶりのご縁。
お寺のある松戸市はホットスポットが多い。放射線量の高さは幼子のいる菅原師には重大問題。

菅原師は法話の中で今回の原発事故と水俣病の類似を指摘した。
その通り。原発事故状況は水俣病状況とあまりに多くが重なる。
東電が補償範囲を未来に広げないことを被害者に求めたことを象徴として。
「事実に学ぶ」ということの不遜さ忸怩さは十二分に承知した上で、私たちはあまりに事実に学んでいない。

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水が出ない

朝、蛇口からの水の出が悪い。と思っていたらまもなく水が出なくなった。ありゃ。水タンクが空になったのか。
うちの水は100%地下水。それをポンプで汲み上げ、墓地の入り口にあるタンクにいったん溜めて下に流している。
そのタンクがおそらく空になった。ということは、ポンプが止まっている。確認してみるとやはり電気が来ていない。

さあどうしよう。日曜ということでポンプ会社には連絡がとれない。電気系統の故障なのでダメモトで地元の電器店にきいてみたところ、日曜日の朝にもかかわらずすぐに来てくれた。まっすぐ向ったのはポンプではなく電気のブレーカー。落ちてました。それを上げただけで復帰。
あららららら-、こんなことで来てもらってすみませんでした、と詫びると、「いえいえ、復帰は簡単なんですけど、なんでブレーカーが落ちたのか重要なんです」調べてもらったが漏電の気配もない。とりあえず様子見の日々。

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シラフで報告

夜、高校のクラス会。
私はいつもこの会では酩酊する。
そのことを参加者も十分承知で、恒例の近況報告を私に1番にやれという。去年も一昨年も、私の近況報告は聞くに耐えなかった。IC レコーダーに残っている私の近況報告は日本語にさえなっていない。
今年はおかげさまで何年かぶりに自分の近況を報告できた。
その後は例によって酩酊したけれど。
しかし今日はそれほど量は飲んでいない。しかし酩酊してしまったということは酔いと酒の量はかならずしも比例関係にはないということ。少しで酔うこともあればいくら飲んでもシラフのこともある。そこがアルコールのというか人間の不思議さ。

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ジャンルも消滅って

パダハリがボクシングに転向する。K-1のヘビー級王者(!)京太郎もボクシングに転向する。

K-1とは何だったのか。
立ち技世界一を決めるという触れ込みで強そうな奴を集めて一日でやっちゃいましょうというある意味お祭り的に始まったK-1がそのお祭り的要素がウケてしまったのが結果的には不幸だったのか。

一日でてっぺん決めるぜ!ではなくてヘビー級キックボクシングとして育てていく手もあったとは思う。K-1という興業がダメになるということが、ヘビー級キックボクシングというジャンルの消滅とイコールになってしまうのがなんともさみしい。

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同じカーディガンを

今日、Appleで社員による送る会が開かれたそうだ。

今日、まったく同じカーディガンを2着まとめ買いをした。ジョブズの影響。
それは以下のエピソードの影響による。

ある日、ニューヨークのイッセイ・ミヤケの事務所に、スティーブ・ジョブス本人から電話がかかってきた。黒い長袖のタートルネックを数百着ほしいという。 数百着持っていた在庫が残りわずかになっているので、補充したいという。しかし、その商品はニューヨークには在庫がなく、日本でもすでに作られていなかった。それでも、どうしても欲しいと言うので、数百着の注文なら新たに作ってもいいと返事したところ、ジョブスは、これまでのタートルネックの色合い、肌合い、特に袖を捲り上げたときの感触がとても気に入っていて、まったく同じものでなければいやだということだった。
日本で型紙や糸などの記録を探し出したりすると時間がかかるので、着払いで、ジョブスが持っている現物をニューヨークのオフィスに送ってくれと頼むと、残りわずかな貴重なものを送ることはできないという返事だった。しかし、シリコンバレーまで来れば見せてやるという。そこでシリコンバレーの空港に着くと、待ちきれないジョブス本人が待ちかまえており、ポルシェで自宅に連れて行かれ、実物を見たのであった。それがあの黒い長袖のタートルネックの物語だ。
「模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで」より

ジョブズ、一緒にいたら嫌な奴なんだろうけど。

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ヘビロ3つ

私の最近のヘビーローテーション3つ。

まず面影ラッキーホール。
キャリアは10年以上だが私はまったく知らなかった。町山智浩氏による帯推薦文にひかれて購入。まいりました。
曲名をあげただけでその凄さは伝わると思う。「俺のせいで甲子園に行けなかった」「あんなに反対していたお義父さんにビールをつがれて」「パチンコやってる間に産まれてまもない娘を車の中で死なせた・・・夏」なにが・・・夏だよ。これをじっとりねっとりした歌で聴かせる。昭和歌謡の復権という評が多いようだが、私がまず連想したのはマービンゲイ。痛い。痛カッコイイ。

次に神聖かまってちゃん。
噂は方々から聞いていた。が、実際に耳目にしたのは YouTube 経由でのテレビ番組『カミスン!』によって。
彼らのパフォーマンスに司会の中居正広がまじで戸惑っている。この番組は生で、神聖かまってちゃんはリハーサルは普通にこなしながら生の本番で弾けてしまったとのこと。とんねるずがやったテレビカメラ破壊事件を思い出した。CD で聴く曲はどれも切なく痛い。面影ラッキーホールと神聖かまってちゃん、曲傾向は全然違うけど、痛さにおいては他を圧していると思う。

そうか、私は痛さに弱い。と言うかひかれている。

そして木村カエラ。新譜「チョコレート」は名曲。スタンダードになるだろう。これは痛くない。

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スピーカー導入

長男が、自分の部屋にスピーカーを置きたいのでどれかゆずってくれという。
おお、やっとその気になったか。イヤホンには妙に凝るのにスピーカーにはまったく興味がなさそうだったのが不思議だった。

今うちにあるスピーカーは8組。なんでそんなにあるのという質問は受付けません。
そのうち長男の部屋に置けるのはサイズから考えて4組。その中ではJポップばかり聴いている長男の好みに合うのはと考えて、フォステクスの10センチユニットFE103ENを使った小型バスレフのZ800を譲った。メリハリがあり明るくバランスがいい機種。

iMacにつなげてiTuneの音を出した長男に、そこそこ悪くないだろ、と聴いてみると「そこそこなんてことはない、すごくいい。こんな環境で性能を出し切らせていないのがかわいそう」と。
うん、やはり長男は耳がいい。

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モラルハラスメント勉強会

昼から夜まで長時間、横須賀のお寺にて座談会。テーマは「モラル・ハラスメント」。家庭や会社において言葉によって相手を深く傷つけること。
当事者を交えての意見交換会。当事者の体験談が濃い。それが毎日ならキツイよなあ。

自覚なく特定の人を傷つける人が現代社会に相当数いる。そのような問題人を生みだすキーワードは「自己愛」そして「承認欲」。

モラルハラスメントの加害的当事者はそのほぼすべてが、自覚がない。まったく無自覚に、ターゲットを特定して攻撃しながら、その他の目の前では世間的に模範的な人間として振る舞える。だから裁判などでも心証はよくなってしまう。
特定の対象に対しては何をしても自らの正義が揺るがない。この複雑な心性は現代社会で平和を考える大きな切り口と思うし、実は仏教が2500年前から課題にしてきた人間存在そのものとも思う。

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手札の中から

夕方、延立寺戦略会議。
今の寺の力量を踏まえて、足りないところ、足すべきところ、欲しいところ、いらないところをあげていく。
オータムジャンボが当たれば話は早いんだが。

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柳ジョージ讃

柳ジョージ死去。
柳ジョージは彼のメジャーデビューから聴いていた。萩原健一主演のテレビドラマ『祭りばやしがきこえる』のテーマソングに魅かれてファーストアルバム『Time in change』を購入。「最後の大物」的な扱いだったがセールス的には全然だったように記憶している。「雨に泣いている」のヒットと名盤『YOKOHAMA』のリリースで世に知られるようになった時は先物買いの目が証明され誇らしくも思った。
酒で寿命を縮めたとは柳ジョージらしいし、ある意味で羨ましい。

柳ジョージと同じ12日に斎藤憐も亡くなった。
「上海バンスキング」は私はたしか三回観に行っている。芝居ではこれと「熱海殺人事件」が私の中の何かを決定づけている。

午後、寺ネットサンガ例会。坊さんと語ろう会。通称坊コン。

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平成ジレンマ

夜、東京仏教学院講義。

今日使ったのはドキュメンタリー映画『平成ジレンマ』。
戸塚ヨットスクールの今を、かつての映像や戸塚宏氏の講演を交えて伝える。
30年前、テレビで報じられた戸塚氏像はエキセントリックな狂信者であり頑迷な自己絶対者だったと記憶する。そんなところになぜ子どもを預ける親がいるのかと不思議でもあった。スクールの実態にも親子の実態にも少しばかりの想像を向けることをせずに。
映画の中の戸塚氏は自己の信念は変わらぬままに、信念を前にして揺らぎ続けている。おそらくは30年前も。

東京仏教学院の学生は20代から60代と幅広い。この映画は若い層には抵抗なく受け止められたようだ。一方年配層には複雑な思いを抱かせている。

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日常の一コマ

夕方、都心に中央線で向っていた。
電車が東小金井駅の少し前で止まった。アナウンスがはいる。「中野と東中野の間で人身事故が起きました」
車両内は混んでいるというほどでもないがそこそこの客。その人たちがまったく反応しない。困った顔をする者も慌ててどこかに電話をする者も、もちろん事故の当事者を案じているらしき者もいない。電車が止まったことも事故が起きたことも完全に日常の一コマ。
電車が止まったのが駅と駅の間だったので乗客は車両に閉じこめられたまま。45分ほどたってからようやく最寄の東小金井駅に車両が着きドアが空いた。しかしそこで降りても別ルートはない。他の乗客も動かない。
復旧したのが事故発生から90分後。日常がずーっと続いていたように見えたのは携帯メールの効用だろう。
私は予定をキャンセルさせてもらい、Uターン。八王子駅に戻り改札口にスイカを当てると使用額は0だった。

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BBTで性について

昼、私の恩師の信楽峻麿師が今年仏教伝道協会の賞を受賞した。その授賞式に出席。東京在住の教え子が集う。

夜、アーユスのブラウンボトルトーク。
テーマは「タイのエイズ活動をもとに語る、性と業」シェア=国際保健協力市民の会のシリワン・アーサーシーさんと、浄土宗の僧侶の島田絵加さん。
会場のお寺のご住職は「この寺でこんなにセックスという言葉が交わされたのは初めてです」。

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運を使ってしまった

土曜日に故障と思ったコピー機。今朝サービスに電話を入れると、原因がすぐ判明。故障ではなく、電話回線を変えたのに設定が前のままになっていたのだった。
自動設定だと思い込んでいた。
コピー機の初期設定を読み出して変更。テストをしてみると何事もなかったかのようにプリントしてくれた。しかも故障・修理の受付電話番号は土曜日にかけた先とは違っていた。
あの焦りはなんだったのか。慌てているときは頭が止まっているわけだ。

いつも使っている八王子駅前の駐車場。その前でブースを出してイベントをしている。
私がそこに行くと「あ、ちょうど100人目です!」とくじ引きの箱をさし出された。「実は今1等が出たばかりなんですけど、まだ残ってますから」
三角くじを1枚取りだして破いてみると・・・1等!係の人の方が驚いている。

商品はドン.キホーテの1000円分商品券。
あああ、こんなところで運を使ってしまっていいのだろうか。すでにオータムジャンボを買ってあるというのに。

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震災と宗教を考えるシンポジウム

午後、増上寺に行く。日曜昼に来たのは初めて。けっこうな参拝者があることに少し驚く。お守りが多数並び、よく売れている。

増上寺では『震災と宗教を考えるシンポジウム2011』。
基調講演はスリランカのアリヤラトネ師。仏教的視点からの現代社会の捉え直しの必要を訴える。欲・怒り・無知を動力とするグローバル経済の歪みは誰もが十分気づいている。変革の鍵は仏教はすでに有していると。
講演内容にも感銘を受けたが、実は私はそれ以上に通訳に感動してしまった。仏教の専門用語が多用されるお話を非常に分かりやすく日本語に置き換える。その作業自体が仏教的気配りを体現している。

講演後のパネルディスカッション、パネラーは玄侑宗久氏。僧侶としてだけでなく福島県民としての立場からも発言は重い。いい声をしてらっしゃる。

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バラバラの方がいいみたいですよ

昨日、コピー機が故障してメーカーに電話をした時のこと。
「はいっ、○○ですっ」相手が名乗った会社名が少々聴きにくかった。なんだかずいぶん元気な応対だなとも思った。
「修理をお願いしたいのですが」と聞くと「何の修理でしょう」というので「コピーです」と言うと「うちはリコーさんじゃありませんよー」と即答。

あららら、間違い電話でした。すみません、と切ったが、あれ、先方はなんで私がリコーにかけたと思ったんだろう、私は「リコーですか」と確かめていないのに。

今かけた番号をリダイアルで確かめてみる。
はー。両者は末尾の番号が3と8の違いだけ。その他に使われている数字も3と8が多いのでよく間違い電話がかかってくるのだろう。
電話番号を覚えてもらいやすいように同じ数字を重ねて選択することはよくあるだろうが、そうすると間違いで他にかかってしまうことも増えてしまうということか。

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まさに想定外

昼、寺報作成。発送作業を手伝おうと仏教壮年会の方々が集まってくださっている。

今号に掲載した法話のタイトルは「想定外は大嫌い」。想定外を無意識に忌避したがる心理を書いたもの。
それをコピー機でプリントしようとして・・・機械が反応しない。え?どうしたの?接続を確かめる。ケーブルを替えてみる。ダメ。コピー機がデータを受付けない。おいおいおいおい。なんで故障する。なんでよりによって今。メーカーのサービスに電話をかけたが、なぜか今日に限ってシステムメンテナンスのため休業だと。なぜ今日なんだよー。
ああー、せっかく作業のためにお集まりいただいたのに今日は発送できないか・・・。途方に暮れていたが念のためコピー機を確認してみると、USB端子を発見。いつもは LAN 接続だがためしに USB 接続をしてみると、何事もなかったかのにように反応してくれた。助かったー。
「想定外」を嫌う人びとを批判した文章をプリントしようとして想定外の事態にあってパニクる私。バカである。

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彼は希望だったのだ

ジョブズの死、こんななんともいえない欠落感を覚えたのはいつ以来だろう。ああ、ジョン・レノン以来かもしれない。

と考えていたら、同じことを考えている文章をネット上でいくつも見た。やっぱりそうなのか。両者の共通点って何だろう。「よきもの」への信頼と確信を持ち、自らもよきものを世に送りだそうと意識していたところだろうか。

ジョブズ評にけっこう見られるのが、「ジョブズは何も発明しなかった。従来あるものを上手く組み合わせただけだ」という世間の評価を低めようとするもの。
言われていることは事実そうだろう。しかしそれはむしろジョブズの凄さの現れではないか。
組み合わせの妙によって今まで誰も見たことのない美品や便利システムを生みだせたという実例。これは希望と言わずして何と言う。

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Thank you.

ジョブス死去。

私はずーっと Macに世話になってきた。Macしか知らない。Macしか使えない。
iPhoneも iPad も使っていないし使うつもりもないのでApple 信者としては失格だが、美しいもの、使いやすいものを世に出したいという熱意の恩恵は十二分に受けてきた。

Thank you,Steve.Thank you.

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次の手は

午前、今後の延立寺をどういう方向に向けていくかの戦略会議。
現在の延立寺の弱点を挙げながら対処の優先順位をつけながら対応と展開を考えていく。

道筋をつけてくださっているのが企業経営の経験が長い方なので、企業と寺との性質の違いを踏まえながらも思考方法は非常に参考になる。

昼、月1回の仏教勉強会。考えたところを自由に話しながら仏教的に不明なところは私がコメントをする、という役回りだった気がするが、今は私はまるまる生徒。

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ここにはいないよ

昨日の夜。秋の虫が私の机のすぐ近くで響きだした。かなり大きな音で。名前はわからない。スズムシでないことは確かだが。

今部屋の中は書類やダンボール箱やスピーカーがごちゃごちゃしており、虫がどこにいるか確認できない。見つけることは不可能。
自主的に出ていってもらおうと放っておいた。

それが今晩も鳴いている。2日間ここで過ごしたのか。1度出ていって戻ってきたということはないだろう。

正直言ってこの距離で鳴かれるといくら綺麗な音でもうるさい。
ここにいていくら綺麗な音で鳴いても目当ての雌は来ないことを早くさとってくれ。

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学べよ

研修会を充実させるための研究会。新しい教材を実際に使用しながら皆で検討する。
テーマは差別。題材は水俣病。
また差別か。なんで今ごろ水俣病?という声があがる。
事前にそういう反応があがるのはもっとも。しかし教材を見た後でそういう感想をもってしまうのは正直ちょっと鈍いと思う。

水俣病問題には他の差別問題に通じるほぼすべての課題が詰っている。ハンセン病、薬害エイズ、松本サリン冤罪、そして福島原発関連などなど。今日もそれらの事件を思いだしたとの感想が複数あった。
つまり私たちは事実から哀しいくらいに学ばない。

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名著出現

このところ『1993年の女子プロレス』や『1985年のクラッシュ・ギャルズ』など格闘技ノンフィクションの秀作の発刊が続いているが、超弩級本が登場した。

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか』増田俊也著(新潮社)。

ページ数700。二段組み。大部だが一気に読了した。今年、いやここ数年に発刊されたノンフィクションの中で最上位に掲げたい。

日本格闘技史上最大の謎と言われている木村政彦・力道山戦を軸に、木村の人生を精緻に追ったもの。15年無敗、史上最強の柔道家ながらプロレス転向後は成績がふるわず、力道山との試合で惨敗。世間から姿を消した木村のその後の30年間がいかなるものだったか。

読みながら胸が痛くなった。もしかしたらその間に俺は唸り続けていたかもしれない。
木村政彦という存在を知る人が一人でも多くなることを心から願う。

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切れ

もう10月・・・。

私は100円ショップでずいぶんお世話になっている。
私が愛用しておりかつ必需品の老眼鏡は100円ショップでばかり買っている。本堂のロウソクも実は100円。

しかし100円ショップで絶対に買ってはいけないものもある。まず筆。とてもまともな字は書けない。
そしてノコギリ。切れない。キリ。穴が開かない。包丁。話にならない。切り関係はまずダメ。
切れが悪いのは能率が悪いだけでなくなにより危険。ちゃんと負担しましょう。

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