絵を描いている場合
午後、銀座の画廊へ。知人の初の個展が開かれている。
銀座は画廊が多く、ステイタスも高い。この画廊も貸し出しは受付けておらず画廊による企画展のみを開いているとのこと。その分画家としてはプレッシャーも大きい。
特に、今回出品した作品を描いていたときにちょうど東日本大震災が発生。
こんな時に絵なんか描いてていいんだろうか。としばらく悩んだという。
あの時期、芸術や芸能の職についていた人でそう悩んだ人は少なくない。
中村勘太郎や渡辺謙も同趣旨のことを語っていたし、菅原文太は劇映画を撮っている場合ではないとほぼ引退状態に入ってしまった。
しかし生死の局面を越えた以降ではむしろ芸術や芸能こそが人を力づけることを今回の事態も教えている。
夜、『イッセー尾形の今日が還暦inクエスト』を観る。
旅館仲居、藤田嗣治展、騒音工場、ポーカーフェイス、トラック待ち、部長の家で、船頭、歌手。
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