高性能
朝方、境内に重低音が響く。となりのスクラップ工場の音か。はたまた雷鳴か。両方だ。このところ天候不順が続く。
音に敏感な次男のために、イヤーマフというのを買った。ヘッドフォン型で、人の声は耳に届けるのに、騒音はシャットアウトする。いったいどういう構造になっているのか。
しかし人間の耳というのはイヤーマフに増して不思議なもので、関心のある単語は瞬時に拾い上げる。 ざわついている酒場で、隣の客の会話はまったく耳に入っていなかったのに、その中で出て来た「浄土真宗」という単語に反応してしまったことは二度や三度じゃない。あれはどうなっているのか。頭の中で無意識のうちにフィルタリングをしているということなのだろう。
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