まだ模索中
夜、アミダステーションにて仏教説話朗読会。
私が用意したジャータカの中の一話を聞いたあとで、参加者の一人から作品への疑義が出た。 インドの物語とのことだが、インドにライオンがいるという設定がおかしい。その他にもおかしいところが多すぎる。自分はこの作品から何一つ受けとることはできなかった、と。
うーん、設定がおかしいといい出すと、そもそもライオンがしゃべっていることがおかしいとなってしまって、寓話や物語が成り立たなくなるのでは、と応えた。
それに対し、いやそうじゃない。例えば宮沢賢治は動物を擬人化した物語を書いているがそこには矛盾はなく、伝わるものも大きいと。
はー、先ほどの作品に深みがなかったことへのご不満だったのですね。 確かにおっしゃる通りではあります。
この会のご案内は「仏教説話をネタにいろいろしゃべる会」としていた。説話から話を広げて、現代のことなどを話す会なのだが、ご意見をくださった方は、説話について評論をする会と判断もされていたらしい。私の案内と進行にもぬかりがあったことを反省。
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