臨終の善悪を問わず
午後、築地本願寺にて自死者追悼法要事前学習会に出席。
講師は京都自殺防止センターの竹本了吾師。
仏教者として「自死」とどう向き合うかを改めて学ぶ。
仏教では自死をどう考えているか。実は仏教では自死をタブー視していない。禁止をしていない。もちろん称賛するものでもない。仏教では死に様を問題にしないのが大原則。親鸞聖人も「臨終の善悪を問わず」と明確に行っている。いのちを人生のある一点だけを抽出して評価することはしない。
その上で、自死を巡って現実に深く苦悩する人とどう接していくか。
竹本氏は「僧侶はもっと自信を持っていいと思うんです。遠慮がちな人が多いんじゃないでしょうか」と笑う。私も同感。加えて、ちょっと思い違いをしている僧侶が変な自信を持っているのもちょっと困ること。
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