春の訪れを知らせに
墓地からウグイスの鳴き声が高く響いた。
春先なのにとてもしっかりした声。成鳥のもの。
野鳥の声は春の訪れを知らせる。同じく春の訪れの合図だったアライグマは今年も屋根裏に入らなかった。
志村けんが亡くなった。病気と伝えられてからわずか10日。昨年病気をしていたとのことで、免疫力が下っていたことが考えられる。高齢ということもあるだろう。新型コロナの深刻度を一気に伝えることとなった。
私は荒井注のファンだったこともあって、志村にはちょっと距離をおいていた。バカ殿に笑ったこともほとんどなかった。しかしああいうくだらない笑いを本気でやってくれる存在は、あの時でさえ貴重だった。今は完全に絶滅している。
南无阿弥陀仏。
うちには掃除機が現在6台ある。そのうちコードレスが2台、コード付が4台。
使い勝手はコードレスの方がいいに決まっている。が、うちの主役はコード式。うちのカーペットにはコードレスは役に立たない。
うちにあるコードレスはマキタのターボとDysonのV8。コードレスの両巨頭といっていいだろう。しかし両方ともカーペットについた特に柴犬の毛を吸い取ることはできない。これはどうみても両者のヘッドの構造上無理。
うちのメインはコード付ミーレ。続いてコード付Dyson。
ふとパスポートを確認してみた。
期限が昨年3月に切れていた。
前回更新してから11年経っていたのか。7〜8年くらいの感覚でいた。
このところ海外に行っていない。最後に行ったのは、一昨年大晦日の台湾日帰りを別にすると、2016年5月の韓国だ。
午後、西八王子の読書室ミラクル店番。
来室者は0。静かな時間をすごせた。
その間、書き物と読書。そして思索。
とっくに締切が過ぎたのに仕上がらない仕事が進むかと想ったが、環境を変えても進むものではない。
寒い。連休中の暖かさとは一転。まあこれで桜ももつのか。
寒風の中、墓前法要。手が凍える。
私は電気シェーバーを書斎に置いている。Macに向かいながら、ちょっと気分転換にヒゲを剃る。カミソリだと剃るのは朝1回だけだが、書斎に置いているとつい一日何回か使ってしまう。夕方でも肌はツルツル。
使う回数が増えるということは、それだけ刃の寿命も短くなるということ。交換時期をメーカーでは一年半くらいを推奨しているようだが、それは一日1回を想定してだろう。では一日3回使えば寿命は半年か。電気シェーバーの替刃ってけっこう高価。本体ごと買い替えの方が得な気も。メーカーはこれで利益を得ている模様。パソコンプリンターのインクと同じか。
このところ、迷惑メールの量がはっきり減った。少し前まで毎日何十通も届いていたのが今は数通。もしかしたら経済停滞の反映か。メール業者が自粛しているのではなく、エセ情報に引っかかる者が少なくなって効率が悪くなったのだろうと想像する。もう藁をもつかむ余裕さえないのではないか。
晴天。しかし風が強い。
勢古浩爾の新刊を買った。『それでも読書はやめられない』。
勢古浩爾の著作はなぜか私をなごませる。肩書きは何なのだろう。洋書輸入会社に34年間勤めた後に退社してからは何冊も著書を出している。その作品を何とジャンル分けすればいいのか。評論とは違う気がする。エッセイでもない気がする。勢古の頭の中がそのまま文章になってるようで、そのほとんどに共感でき、共感できないところでもまず笑ってしまう。私にとっては特別な書き手。
新刊の『それでも読書はやめられない』は読書論。それも実は私の大好きなジャンル。人が自分の好きなことについて語るのはそれだけで聴いていて楽しくなるものだが、それが本についてならなおさら。本について勢古が語る。実に楽しい。
ちあきなおみのCDを買った。6枚セットのベスト盤。目当てはただ一曲、『さとうきび畑』のため。
最初のレコード化は1969年の森山良子。ちあきなおみは1975年にNHKの『みんなのうた』でこの曲を歌っている。
その後も宮沢和史や夏川りみなど名カバーは多いが、いちばんのバージョンはちあきなおみだと思う。
春分の日。
連休初日のため中央道は大渋滞。不要不急の用事をお持ちの方は多い模様。
延立寺彼岸会法要を勤める。新コロナを考慮して皆さんでの勤行唱和はなしにして僧侶のみの勤行とした。椅子の配置も少し余裕を持たせた。
墓参の方の数に変化はないようだが、法要への出席者ははっきり少ない。法要は不要不急と判断されてしまったか。いやいや、渋滞のためということにしておこう。
ひきこもりになっている女性の会を主催している方からご相談を受け、アミダステーションで来月から月一回実施することにした。
主催者は大学生で、この春に卒業して就職は児童相談所。少し話をしただけだが、聡明な方。アミダステーションには、はちおうじ子ども食堂のスタッフとして通っていた。
引きこもりの方の会は、前から持ちたいと思っていた。それが思いがけず持ち込まれた。有難い。動きは常に外からやってくる。
夕方、某会議。出席者はいつもより間隔を空けて着席。
年度末のために懇親会が予定されていたがそれは中止。その代わりに各自にお弁当が配られた。その場で食べて懇親会代わりにすることもできたが、私は車で行ったためにお土産にしてもらう。
東京仏教学院卒業式。
卒業式は普通に挙行されたが、新型コロナの影響で謝恩会はなし。しかしせっかく築地まで足を運んだので、学院生OB有志と近所の店へ。
この時期、本来はけっこう飲み会の予定が入っていたがほぼすべてキャンセル。だから外で飲むのは久しぶり。それとともに、同席したのが全員真宗僧侶で話題はすべて仏教談義。実に杯が進む。
MacBookの画面の色がおかしい。
以前、プロジェクターからの出力の色が悪かったことがあったが、データの異常のせいと思っていた。いつものデスクトップの絵には異常が感じられなかったので。しかし今日開いたPDFの色が明らかにおかしい。赤が出力されていない。
環境設定を見直しても異常は分からない。これは修理に出すかと思ったがその前にとネットで検索してみると、PRAMクリアで直ることがあるとの記載あり。試してみるとビンゴ。
Macにおいて不調の時のPRAMクリアは健在だった。
ご門徒宅二軒に連絡をとろうと電話をしたがつながらない。時間帯を変えて数度かけてみてもつながらない。二軒ともずっと旅行中か、と思っていたらそのうち一軒から電話があった。もしかしたらお電話をいただきましたか、と。
先方では登録した番号以外からかかってきた電話は受け付けない設定にしていた。私は携帯からかけていた。私の携帯電話番号を登録していただく。
連絡のつかなかったもう一軒からも先方から電話。やはり同じ設定にしていたという。
固定電話はそんな状態になっているのか。
チューナー、今朝また雑音復活。
やっぱり交換することにした。昨日正常だったのはギリギリ最期の踏ん張りだったのか。お疲れさまでした。
昨日、献血に行った。このところ血液不足という情報があったので。
しかし献血ルームには人がいっぱい。献血出来るのは二時間以上待ちとのことで後日出直すことにした。
不足という情報が流れれば応える人はいる。適切な情報発信は重要。
『ジョジョ・ラビット』を観た。
主人公の母がとても魅力的。
主人公にだけヒトラーが見え、そのことを主人公も自覚しているという設定から、この作品全体が主人公が見えている世界と解釈できる。だから少々のデフォルメも全然OK。
ラスト近く、命がけの脱出に要する時間は一瞬。距離は一歩分。それがどれだけ大きいことか。でも実際にそうなんだよな。
映画館のスタッフに新型コロナの影響を聞いたら、客は2週間くらい前からだんだんと減ってきたとの返答。劇的とか壊滅的な影響は出ていない様子。たしかに、誰もがずーっと黙っている空間は危険度は小さいと思う。
昨朝に大きなノイズを出していたチューナー。遊ばせていたレシーバーと入れ換えようとして一応音を出したら正常に。修理に出したり交換しようとすると正常になるのは機械あるある。
もうちょっと様子を見ることにする。
9年目の3.11。
9年前と同じく、その時間は運転中。ハンドルを握ったままお念仏。
目覚ましに使っているオーディオチューナーから大きなノイズ。昨日まではなんともなかったのに。何の前触れもない故障。
購入したのが43年前。 寿命ということで納得できる。以前別のチューナーを修理専門店に持ち込んだ時にチューナーの修理は難しくて高くつくと聞いたので修理には出さない。ピンピンコロリ。お疲れさまでした。
今朝、NHK「あさイチ」にのんが出演。相変わらずとても魅力的で独特。他のゲストと絡ませるのは難しいだろう。たぶんNHKもそう考えていつもは二人呼ぶゲストが今日はのん一人。賢明。
午前、寺報作成。
午後、壮年会の方たちにより寺報発送作業。
新型コロナの影響でお手伝いいただく方が少ないかと思ったがさにあらず。大勢の方にお集まりいただき、2時間弱で作業完了。ありがたい。
新型コロナの影響で、いろいろな会合が中止・延期となった。予定表が空いていく。
そこにお葬式の予定が入る。新型コロナ禍がなければ先延ばししていただいたところを、ほぼご希望に沿った日程が取れる。
もしかしたら、今の状態が延立寺の適度なキャパシティなのか。
八王子にある数少ない馴染みの店から連絡が入った。「突然ですが今月一杯で閉店することになりました」
え?ええ?
この店とは私は開店以来、35年の付き合い。急なことに驚き、連絡をもらった二日後に店に行った。ご主人は晴れ晴れしている。
「体力的なこともあって、数年前から自分の仕事に一区切りつけようと思っていた。この3月はちょうど契約更新月でもあり、新型コロナもいいきっかけとなった。この店は引き継ぐ者がいれば譲るつもりだったが手を挙げる者はおらず閉めることに。自分は少し休んだあと、数人相手のごく小さい店で好きなままの仕事を始めるつもり」と。
とても前向き。決断を100%支持する。
しかし今年は長ーい付き合いの店の閉店が続く。
『バラサイト』をやっと観た。
日の出のイオンにて。映画館はがらがら。私が観た回は私の他に4人。ほぼ貸切。
新型コロナの影響はあるのだろうか。
当然ながら私の予想を大きく超えていく。つい、えっ?と声が出た。
よく出来た映画、という印象。とても楽しめた。
回収されない伏線がふたつあった気がするが、私の見落としだろう。
しかしちょっと余韻が弱い。ポンジュノ監督の代表作には推さない。
ドキュメンタリー映画『いただきます~醗酵の楽園』をやっと観た。
野菜中心の和食給食を保育園の子どもたちががつがつ食べる。食後の皿をなめている。それが衝撃的に見えるのはこちらが歪んでいるのだろう。
これを観ると誰でも畑をやりたくなるだろう。私も思った。一瞬だけだが。
先月観に来た時は、満席で入れず。一ヶ月経った今日はさすがにスカスカ。ロングランということもあるし,新型コロナの影響も少しはあるか。
本日に予定されていた会議が新型コロナの影響でキャンセル。趣旨からして流れることはないと思ったが、「不要不急」に分別された。不要では決してないが不急なのは確か。
一週間後に行く予定にしていたライブを延期する報も今日届いた。
脊髄反射で中止を決めたものと、熟慮の末に中止するものと。
アーユスのミーティングの後、スタッフで夕食へ。
向かったのは前理事長茂田さんと通った店。回数は決して多くはないが、20年間の細く長い付き合い。茂田さんが亡くなってから、ご報告に行かなくてはと思いながらなかなか足を向けられなかった。
店のご主人は驚き淋しがってくれた。そのまもなく後で、想い出話で笑いが続く。茂田さんらしい。
もう3月・・・。
ドリルドライバーが壊れた。ホームセンターオリジナルの品。安かったが値段なりだった。元はとったが。
工具はちゃんとしたのを買うのを勧める。少し価格は高くても、それ以上の価値は必ずある。
私は電動ドリルは3台持っているが、そのうち一番力強く働いてくれるのは一番古いマキタ製。買ったのは45年前。同時期に買ったマキタ製のジグソーもまだ現役。マキタには全幅の信頼。