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妙なクセ

このごろの私には妙なクセができた。すぐに「ごめん」と口にしてしまうこと。
人に対してしくじった時のことではない。モノに対してそうしてしまう。
一人で片づけをしている時、手をすべらせてモノを壊したり傷つけたりしたときに、反射的に「ごめんなさい!」と口から出る。何かにうっかり体をぶつけたり蹴ったりしてしまった時も、相手がモノだろうと「ごめん!」と口から出る。
私はいったい誰に対して謝っているのだろう。どうやら、モノ自体に謝っている。モノをぞんざいに扱ったことを、申し訳なく思ってしまう。
壊した時以外にも。先日から進めている死蔵品の整理中、品々にカビが生えているのを見て「ごめんなー」と言ってしまう。ずっと放置していた責任を感じてしまう。
何なのだろう、この感情は。アニミズムに通じるが何か違うようにも思う。違いの根本は、基本的に私が自罰的になっているところ。いつからだろう。以前にはなかったような気がするが。
聞くところによると、反射的に謝罪のことばを口にするのは、虐待児に見られる傾向だとか。虐待児が現場回避として、そして相手への屈折した愛情表現として反射的に謝る。
それとははっきり違う。だが、通じるところがないでもないような。

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