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雑誌が情報を担っていた時代

それほど昔ではないのに今から考えると不思議なこと。
1990年代には、月刊のMac専門雑誌が5つもあった。『MAC LIFE』『MAC POWER』『Mac people』『Mac fan』『日経MAC』。そのどれもが、広告が多かったにせよ、分厚かった。 何だったのだろう。決して多くない機種やアプリをめぐって、よくぞ毎月記事を作っていたもの。Mac自体というより、Macがある環境は快適なのだというイメージがあった。あの時代のMacとはそういう存在だった。Appleにスティーブ・ジョブズが不在だったにもかかわらず。あの頃の空気は他に説明したり喩えたりする術を私は知らない。
このうち3誌は2000年代初めに続けて廃刊になった。ジョブズの再登板によってMacが大復活したにも関わらず、インターネットの普及によって、雑誌という媒体がまさにあっという間に駆逐された。『Mac fan』は今でも健在。

雑誌で言えばさらにその前、1970年代には、FM週刊誌が3誌もあった。『週刊FM』『FMファン』『FMレコパル』。『週刊FM』は邦楽、それにちょっとマニアックなオーディオ情報。FMファン』はクラシック志向。『FMレコパル』は洋楽と初心者オーディオ。棲み分けができていた。
ついでに思い出すのは、映画館上映情報の『ぴあ』と『シティロード』。
世の中の情報のほとんどは雑誌の中にあった。雑誌が世の中を動かしていた。

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