« 眼施の物語 | Main | さまざまな死 »

常識を更新した作品

寒い。水道が凍った。

映画『私をスキーに連れてって』を観た。大ヒット作だが私は初見。
実に懐かしい。あの時代を活写している。会社勤めの経験がない私には社内の雰囲気はあんなものかなと思うだけだが、スキーバスはまさにそのまま。
この映画が世間に与えた影響は静かに大きかった。仲間でつながるトレイン、スキー板をベンチにしての日向ぼっこ、スキー板を片方ずつ組み合わせての盗難防止、スキー板をクロスさせてビンディングを解除する方法、スキー板を蹴り上げての方向転換などはこの映画以降に世間に広まったはず。今見るとなんということのない(というか今からは考えられない賑やかな)スキー場風景だが、当時は彼らが先端だったんだ。

|

« 眼施の物語 | Main | さまざまな死 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 眼施の物語 | Main | さまざまな死 »