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そこにちゃんとあったのに

某寺にて、法話出講。
某寺へは最寄りの駅からGoogle先生の案内では徒歩18分。歩いた。ほどなくして汗が流れ出た。暖かいどころではない。暑い。路上で上着を脱いだ。
歩いている途中で、老眼鏡がないことに気づいた。最後に使ったのは、駅前でスマホのGoogleマップを見たとき。それからここまでの間で紛失。あ、さっき上着を脱いだ場所で落としたか。今来た道を戻った。その途中でガリッと何かを踏んだ。見ると、私の老眼鏡。なんと。探していた老眼鏡があったのに自分で踏んで壊してしまった。ううむ、人生は何があるかわからない。

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異文化衝突ドラマ

年度末。

彼岸が過ぎてから1週間経つが、墓参の人が続く。彼岸期間は混むのでずらしてお参りされる方は少なくない。

昨日、『不適切にもほどがある!』最終回。
さすがクドカン、ちゃんと市郎をアップデートさせて、昭和礼賛にはしなかった。このドラマが昭和と令和を対比させて、そうなった歴史や経緯である平成を無視していることへの違和感を感じたという感想も聞くが、これ、世代間対立ではなくて異文化衝突の話。積み上げの話はとりあえず脇に置いて成立していると思った。

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説明が違う説明書付

境内用にヤフオクで買ったLEDソーラーライトが届いた。
配達をしてくれた佐川急便の方が、「荷物の箱の中でガチャガチャ音がする。開けてみて事故のようなら連絡してほしい」とのこと。
開けました。確かに梱包がゆるかったために内容物が遊んでいたが問題はない。
それより問題は、内容物と取扱説明書の内容が違う。説明書の写真と実物が違う。
これは返品かと思ったが、説明書の頭に「免責事項」が記載されており、中に「製品の入荷時期により仕様が異なる場合がございます」とある。別の場所にも、わざわざ黒字に白抜き文字で「複数モデルに本説明書を付属しておりますので、実際の製品多少違う場合がございます」とも。
説明書なしでも組み立てられたし、ちゃんと作動しているので、よしとする。

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始めれば終わる

本堂の本棚の本を並べ替えた。
すごーく気持ち良い。私の本の並べ方は内容順。自分なりのストーリーがある。しかしこれまでは、どこかぎくしゃくしていた。何かが淀んでいた。それが今は、風が流れている感じ。
並べ替えには脚立が必要だったのでこれまで手を出さなかった。が、始めてしまえばたいした時間はかからない。私の周りの滞っているたいていのものも、とりかかればほどなく片づくのがほとんどだろう。

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3代目枕

午後、アーユス理事会。理事がちゃんと理事としての仕事をしてくださっている。本当に有難い。

カタログハウスから、「枕がへたっていませんか」というDMが届いた。
私が常用している枕はカタログハウスから購入したメディカル枕。初代を買ったのが10年前の2014年。今のは買い替えて2代目。カタログハウスでは5年程度での買い替えを推奨している。今のはたしかにへたっている。
3代目を注文して今日届いた。真空パックを開けると、ふっくら膨らんだ。本来の厚さになるまで24時間かかるらしいが。
こういう風に、かつて購入した製品が今はどうですかと尋ねてくる通販会社はカタログハウス以外には私は知らない。

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無力

昼、仏教伝道協会にて「仏教聖典を生活に活かす会」に法話出講。
テーマは偏見。偏見とは「偏った見方」というより「限られた視野」と言った方が合っていると思う。その点からいろいろ具体例を生活の中から挙げた。真実は固定的に存在するのではなく、偏見を偏見と立ち返らせるはたらきが、仏教における真実。

法話会場に着いてバッグを開けたら、Macがない。うわー。紛失したわけではなく寺に置いてきてしまった。資料をバッグに詰めこんで来たので重さでは気がつかなかった。
法話は内容のメモをプリントしてきたので問題ない。
しかしその後、今日中に書くべき原稿がMacがないと書けない。しまったー。
法話を終えて茶話会を失礼し、寺へ戻った。予定していた会議へは対面出席の予定だったが、急遽リモート。
Macが手元にないと私は無力。

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骨太

映画『正義の行方』を観た。
飯塚事件は冤罪だったのではないか。
西日本新聞は死刑執行後10年経って検証記事を連載した。2年間に実に80回。
それを見ると、この裁判には欠陥があったと見ざるを得ない。
久間元死刑囚はグレーでしかない。有罪判決の柱であったDNA判定が証拠から外され、見込み捜査によると思われる証言と衣服の繊維のみの証拠で死刑を確定したのみならず、執行までしてしまった現在の日本司法。死刑制度自体が問われる。
西日本新聞で検証記事を指揮した編集局長は福岡のお寺のご出身。ご実家のお寺は今、弟さんが住職。自社と自分のミスをあえて検証できている心性は、お念仏が育てたのではと想像している。

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ふてほど一気

曇空の一日。墓参の人が続く。彼岸期間は一応昨日までだが、今日もまるまるお彼岸。

録りためていた『不適切にもほどがある!』を1話から9話まで一気観。なるほど面白い。吉田羊が快演。阿部サダヲも河合優実も仲里依紗もいい。
一部に言われているような昭和礼賛ではない。回顧ではあるが。また、令和ディスりでもない。一部極端な表現はあるが笑いになりえていると思う。さすがクドカン。最終回にも期待する。

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オーバーホールの間

延立寺墓地にウグイスの鳴き声が響いた。他に名前の分からない野鳥の声も。ほっとする。

常用のオメガの腕時計をオーバーホールに出した。腕に付けている間は動いているが置いておいたら2時間くらいで止まってしまう。60年以上前のアンティークということもあり、日にちがかかるとの了承を求められた。
その間の代替時計は一応ある。が、この時計には申し訳ないが愛情がどうしてもわかない。文字盤に液晶が使われているのがどうもダメ。日にちと曜日だけなんだが。次第に愛情がわいてくると思っていたがそうではなかった。つい安い時計を注文してしまった。

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回り出すまで30分

彼岸のお参りに都心を車で走り、東大前を通りかかったら、角帽とマントを着用の若者が何人も。今日は東大の卒業式だったのか。晴れ晴れとした若者の姿は美しい。卒業後のご活躍を心から念じあげる。

先日の私の仕事に瑕疵が指摘された。言われるまで気がつかなかったが確かにその通り。当時私がなぜそうしたか説明を求められたが自分でも分からない。しかし少し後になって思い当たった。私の常識と感覚がその場の趣旨と齟齬があった。
私の頭は回り出すまで30分くらいかかる。これは昔からそう。だから私はほとんどの会議でちゃんと貢献できていない。

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むしろ払うべきか

先週末に締切だった原稿をやっと送信。締切をなめていると思われても仕方ない。恐縮。

書庫の本を少しずつ処分している。
古書店に持ち込むが、ほとんど値がつかない。そりゃそうだ。自分がいらなくなった本は、他人だっていらないもの。大切な本を泣く泣く手放すなら低価格は悔しいだろうが、幸いまだそういう経験はしていない。
それに、古本屋は買ってくれる先というより、次の読み手への仲介役。むしろ仲介料を払うべきなのかもしれない。

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2024春彼岸会

延立寺彼岸会。法要開始までは日が差していた。
法要を終えると、外は雨。雪にならないだけよしとするか。
法話は私が勤めた。まとまらないままに見切りで話し始めたが、途中で筋を見失ってしまった。恐縮。他所でこれをやったら顰蹙だが、ホームということで甘えてしまった。

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締切続く

平日だが墓参の人が続く。春分の日は荒天になるという予報も影響したのか。
接客の合間をぬって、本日締切の原稿を書き上げ送信。先週末締切の原稿はまだ書けていない。恐縮。
明日の法話もまだまとまっていない。

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『こちらあみ子』

映画『こちらあみ子』をNetflixで視聴。
凄い映画だった。その半分以上は主役を演じた大沢一菜の存在感。
そしてそれだけでなく、脚本・監督の森井勇佑の眼が確か。音楽も実にいい。
発達障害の生きづらさをストレートに描く。主人公が愛されないことも納得させる力技。
いいものを観た。

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それにしても、凄い

映画『市子』をAmazon primeで視聴。
杉咲花、凄い。
築地本願寺新報の仏教シネマで取り上げるつもりだったが、ネタバレなしで紹介するのはかなり難しい。
また、ネット上で酷評を見つけてしまい、その評がけっこう納得できたので、作品としての評価はそこそこになった。
それにしても杉咲花、凄い。

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内陣は電球色

朝から墓参の人が続く。彼岸は明日が入りだがもう彼岸モード。

本堂の内陣を照らしている2つのビーム電球の1つが切れたのでAmazonで購入して交換した。
ら、灯の色が違う。従来のは電球色。今回買ったのは昼白色。印象としては白い光。照らされた宮殿や仏具も白っちゃけた感じ。これはこれでありかもだが、内陣の左右の色が違うのは違和感。昼白色電球をもう1つ買い足して、左右とも昼白色にした。
ら、やはり色に違和感。金箔が妙に白い。見慣れれば気にならなくなるのだろうが、正直冷たい印象。
で、電球色のビーム電球を買って交換した。こちらの方がいい。
昼白色のビーム電球が一組余ってしまった。使い場所を思いつかない。Amazonなので返品することもできるが、やめた。とりあえず待機してもらっている。

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薦めに乗るのは楽しい

私、書店に実際に出向く回数が少なくなった。20年前は週3回は行っていた。10年前でも週2回は行っていた。今は週1回くらい。
今日、新宿の紀伊国屋本店に寄ったら、2階入口すぐの場所に平積されている本が目に入った。『あのとき売った本、売れた本』。著者は紀伊国屋本店の元書店員さん。当人による長大なポップが立っている。買いました。読みました。書名通りの内容。実に面白い。もう一冊、壁を広く使って展開している本が目についた。『無人島には水と漫画とアイスクリーム』これは買うしかない。
2冊とも、今日ここに寄らなければ存在さえ知らなかった。リアル書店に足を向けるのは絶対必要。

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愛を愛する

私はブックガイドを読むのが好き。今読んでいるのは『50歳からの読書案内』(中央公論新社)。著名人たちが、50歳を過ぎてから愛読している本を紹介している。実に楽しい。
ブックガイドで紹介された未読の本を読むことはほとんどない。ガイドで読んだ気になったからではなく、私は誰かが、自分の愛したものを語っているのを見聞きするのが好きなのだ。悦んでいる姿に接するのが好き。その対象については特に知らなくてもかまわない。
雑誌『本の雑誌』を復刻版を合わせれば創刊号から最新490号までコンプリートしているのも、これが書評誌ではなく愛書誌だから。

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風呂で無になる

私が一番リラックスできるのは、風呂。湯につかっている時間。湯の中では何も考えないでいられる。無に近い。寺の本堂より雑念がなくなる。
風呂のリラックス効果は水の浮力が影響しているという。でもそれは大浴場の場合ではないか。家庭用の浴槽では浮力が発生するほど湯は張れない。
私は浮力より、微妙かつ均等に加わる水圧力が影響しているような気がしている。
そしてそれ以上に、体を温める効果は大きいに違いない。しかし同じ温めるのでも、布団に入ったり暖房の効いた部屋にいても、風呂ほどのリラックス感は得られない。サウナなら尚更。これは適温があるのだろう。
広さも大事。私は大浴場ではリラックスできない。大きい浴槽自体がだめだし、誰かと一緒も落ち着かない。家庭用の小さい浴槽に一人で入るのが一番。
とはいえ、今の延立寺の浴槽はもう一回り大きくてもいい。宝くじが当たったら改装するかも。

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5年ぶりパーティー

朝から本降りの雨。
そんな中でアーユスデイ。
五反田のお寺を会場に、アーユス賞の授賞式とパーティー。
パーティーは前理事長逝去の年と続いてのコロナ禍中は開けなかった。そのため5年ぶり。久しぶりにアーユスに関係するNGOや僧侶が集う場を作れた。お越しいただいた方にはそこそこ楽しくお過ごしいただけたかなと思う。

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あれから13年

3.11。あれからもう13年。
午後3時前に築地本願寺に寄ったら、境内に法要開始の鐘が響いた。あれ、なんか半端な時間に始めるのだなと思ってすぐに思い返した。いや、今が地震発生時間だったんだ。

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光の当たらないところに光を当ててきた人

昨日、築地本願寺にてアーユストークイベント。
『光の当たらないところに光を当てるということ』
講演者は森達也氏。
講演後に私が掘り下げ役。
森ファンとして話をただ楽しく聴いてしまって、お話をアーユスの活動に引き当てるのを忘れてしまったのが反省。落とし所はちゃんと考えておかなければいけない。

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駅から徒歩45分

昨夜、西八王子駅に降りた。
タクシーで帰宅する時はJR八王子駅ではなくJR西八王子駅を利用する。タクシー料金がかなり違うので。
昨夜もタクシーで帰るつもりだったが、空気がちょっと柔らかい。風もない。歩いてみようか。
延立寺まで所要時間45分。けっこう近かった。暑くも寒くもない日は歩くのも悪くない。

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上田教授最終講義

午後、東工大にて上田紀行氏の最終講義を受講した。上田氏は文化人類学者として、スリランカの悪魔払いの紹介を通して日本に「癒やし」ブームを作った人として知られている。が、上田氏の最大の業績は教育者。東工大のゼミで学生の勉学意欲を掘り起こし、大学にリベラルアーツを根付かせた。
上田氏は学生時代は見田宗介ゼミ出身。それが教師としての上田氏を作ったことは間違いない。
また、仏教界にも「ボーズビーアンビシャス」でやる気のある僧侶を育てた。その功績も大きい。
心からご慰労申し上げる。

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2024春ヒット商品

ネット広告には流行がある。一時期はガードナーベルトばっかりだったが、今流れてくるのは、肩甲骨はがしピロー。指圧器。その上に10秒寝るだけで固まった肩甲骨をほぐすという。そんなに高額ではない。買ってしまおうかと思ったが、納期が最短で4月下旬だと。1ヶ月半待ち。ヒット商品なんだ。
しばらくするとどっとメルカリに流れる気もする。ちょっと待ってみる。

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春の雪

朝。外は土の上にはうっすら雪が積もっていくが、アスファルトには残っていない。土の雪も間もなく融けた。

午後、寺報発送。
今日はいつもより少人数。それでも2時間半くらいで800通の封入作業が終了。お手数をおかけしたが有難い。

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楽天銀行に移した

夕方、多摩地区の浄土真宗本願寺派寺院連絡会の役員選挙。これから4年間をお任せする陣営が選ばれた。お世話になります。

新生銀行がこの先1年間、無料振込が月1回ということに少しショックを受け、他行のサービスを確認してみた。すると、楽天銀行が前月25日に残高が100万円あれば翌月は振込が3回無料となる。しかも法人口座を開ける。楽天口座は個人ではすでにもっているがほとんど使っていなかった。もったいなかった。
さっそく新生銀行の残高を楽天銀行に移した。そして楽天銀行の法人口座開設手続きをした。

夜、八王子は降雪。うっすら積もり出している。

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2024花まつり準備中

夜、八王子市仏教会常務理事会。主な議題ははなまつり。ユーロードでおねりを始めて3年目。年々規模が膨らんでいく。はなまつりにおねりをするケースは全国に少なくないが、八王子市仏教会の大きな特徴はおねりに八王子芸者が加わること。華やかさが違う。
今年は八王子芸者に加えて、八王子が誇る消防記念会による木遣りが加わることになった。けっこうすごい。
このまま、年中行事として八王子に定着させたい。

もうひとつの議題は次期会長の内々の選出。
新会長候補は仏教界内外ともに活躍をされている方。人望もある。私時代よりも会が発展することは間違いない。

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ヤモリはキュルキュルと鳴く

書庫で探し物をしていたら、本棚の奥で「キュルキュル」と音がする。機械的な音のようでもあり、何かの鳴き声のようでもあり。
その音の方向を探っていたら、いたのがヤモリ。
体長6cmくらい。肉付きもいい。健康そう。見つかっても全然逃げようとしない。見つかったことが不満そう。もしかしたら冬眠していたか。なんだか寝起きのような。
お休みのところ申し訳なかったが、外に出した。ここに糞をされるのは困るので。
ヤモリの鳴き声、初めて聴いた。

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不謹慎とかじゃなく

午後、延立寺にてブックカフェ。
短いエッセイ的法話を読んで感想なり読み込みなりを語り合う。
今読んでいるのは40年前の発行物。一時代前の価値観だと感じる文も多い。それはそれ。
時代をふまえて今でも参考になる部分はあるし、そうでない部分は歴史的記述として楽しむ。
なんだかんだでこの社会は良くなっている部分は少なくないとも思わされる。

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重いおみやげ

もう3月・・・。

某ウェブメディアの取材を延立寺で受けた。
おみえになったインタビュアーには、以前にも別メディアで延立寺を取材していただいた。
その時と寺は変わりはありませんよと取材依頼時にお応えしたが、今度はお寺の人の紹介がメインですので、と。
本日の取材内容は仏教の考え方について。とても好意的に話を聴いてくださった。いい原稿になることを願う。
私がマンガ『デビルマン』に影響を受けたとどこかで話したのをインタビュアーさんは見てくださっていた。まだお読みになっていないというので、手元に遊んでいた『デビルマン』の愛蔵版全5巻をインタビュアーさんに差し上げてしまった。重い荷物を押し付けてしまって大変恐縮。

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