桜倒れる
昨日の朝、延立寺の門を入ってすぐ左に立っていた桜の木が外側に倒れていたのに気づいた。
金網の柵を倒し、隣の工場の防音壁の上に乗っかっている。
どうも腐って倒れたのではなく、幹枝の重さに根が耐えられなくなった感じ。いきなりドーンとではなくじわじわと。
出入りの造園業者に連絡したらすぐに見に来てくれ、早速本日撤去作業。
雨の影響だろうか。
昨日の朝、延立寺の門を入ってすぐ左に立っていた桜の木が外側に倒れていたのに気づいた。
金網の柵を倒し、隣の工場の防音壁の上に乗っかっている。
どうも腐って倒れたのではなく、幹枝の重さに根が耐えられなくなった感じ。いきなりドーンとではなくじわじわと。
出入りの造園業者に連絡したらすぐに見に来てくれ、早速本日撤去作業。
雨の影響だろうか。
オーディオ沼からまた一歩抜け出せた。
書斎の一角で存在感を主張していたオーディオラックを交換した。
従来のラックは自作。私がオーディオ沼に最もはまっていた時の作。やたら頑丈で重い。その方が振動の影響を受けないために音が良くなるとされていた。
それを軽いメタルワイヤーラックに替えた。スペースも空いた。ケーブル取り回しも便利。いいことづくし。
音の違いは私には分からない。
用を終えたラックには本堂で踏み台として第2の生を送ってもらう。
午前午後と、真言宗豊山派の師から布教の要についての講義を聞いた。体系的ではなく師が要と思うところをアトランダムに語られた。
師は仏教を説く眼目を「心が穏やかになる」一点とする。阿弥陀仏の智慧と慈悲を説く浄土真宗の法話とは別物。興味深く勉強になった。
暑さが戻った。
夜、『虎に翼』最終回前日祭を仲間と開いた。
半年間、堪能した喜びを語った。
作品中で一番響いたところはどこかを出し合う。
私は・・・一番響いたというより、引き込まれたきっかけは初回の通行人。おそらくは名前を与えられていない通行人にそれぞれの生活があることをうかがわせる演出をしていたことに、これは違うぞと思わせた。
朝、肌寒い。
電車で外出。長袖シャツだけでなく、パーカーを羽織った。正解。長袖シャツだけでは寒かった。
都心で会議後に、近くの店で食事。店内の貼り紙で、この店ではワイン22種が飲み放題のコースがあることを知った。食事込みで5940円というのはかなり魅力的。難点は3人以上で前日までの予約が必要ということ。ちょっと難しい。いつ行けるだろうか。
ご門徒から、古い過去帳の書き写しを頼まれた。
過去に一旦きれいに整理されており、読む苦労はない。
家を継いできた方が第一代○○、第二代△△・・・と記されている。興味深いのが、それぞれの妻と見られる方が、○○室、△△ 室とだけあって、俗名がない。法名はきちんと付いているが。さらに、妾も載っている。俗名はなしに「妾」とだけ。やはり法名はちゃんと付いている。
先日、車で信号待ちをしていると、どこからか怒声が響いてくる。
右翼が街宣活動をしているのかと声の方に目を向けると、そこには路上に立つ一人の中年男。
スマホを耳に当て、通話先の誰かに怒りを向けている。仕事上でトラブルがあったらしい。
それにしても声がでかい。周りにアピールしているようにしか見えない。しかしなぜ。
秋分の日。彼岸中日。朝から雨が断続的に降る。そんな中で延立寺彼岸会。
切り口は「アンメット」と「虎に翼」。先日に他寺で話したことと中身は同じだが、少しこなれた感じ。法話としてのまとめはまだ改良の要あり。
延立寺で、今シーズン初めて彼岸花が咲いたのを確認。場所は墓地の1段目奥。
YouTubeの番組、『prime video boxing』がとても面白い。香川照之をナビゲーターに、長谷川穂積と山中慎介、カメラマンの福田直樹がボクシングを深く語る。月1回の配信でまだ2回しか放送されていないが、香川のボクシング愛が溢れ出ている。 第1回はゲストに那須川天心、第2回ゲストは中谷潤人。豊富な知識に裏付けされた質問が気持ち良い。
那須川によれば、キックの客とボクシングの客は全然違うという。キックの客は試合中熱くなって興奮状態だが、ボクシングの客は美術館で絵を見ているかのようだと。それに香川が激しく同意していた。そう。ボクシングは芸術なのだ。
棚の奥から、filofaxのバインダーが出てきた。
私がこれを買ったのはたしか1985年。39年前か。日本に輸入された最も初期のベーシックタイプ。当時、filofaxの日本上陸を機に、システム手帳が急速に普及した。私もブームに乗った。10年は使っていたと思う。
使わなくなった原因は、かさばったからだったような。
乗り換えたのは1996年に登場した「「超」整理手帳。薄くてポケットに入り、スケジュールの一覧ができる。A4対応も便利だった。手帳はその後に「ほぼ日」に乗り換え、今に至る。
発掘したfilofaxは、革が固くなっているが割れもないしカビもない。充分実用範囲。なんだかまた使ってやりたくなった。活かしきれなかったことがこいつに申し訳ない気持ちがあって。活かしてあげたい。使い切ってあげたい。
手帳としてはやはりかさばる。さてどうしよう。手元に置いてちょっと考える。
秋彼岸の入り。
昨日、多摩少年院の所長さんから同院の説明を聞いた。地元八王子にありながら、私は同院のことをほとんど知らなかった。日本で最も古い少年院。入院する少年は感覚だが8割が被虐待。大人へは不信感しかない。院内では、信頼できる大人の存在を伝えることが柱。
入院者はずっと右肩下がりだったのが、昨年から増加に転じた。原因は聞き漏らした。
昨日、埼玉の某警察署を名乗る人から寺に電話が入った。
相手は警察の刑事課の○○と名乗り、次男に聞きたいことがあるという。
一昨年2022年の12月に当地の駅を利用したかと。振込め詐欺の捜査中で、犯行があった当日の駅の利用者をしらみつぶしにしているらしい。
次男は外出中だったので後日こちらからお知らせすることにし、連絡先を聞いた。すぐにネットで調べるとたしかに警察署の番号。詐欺電話ではなかった。
帰宅した次男に訊くと、確かにその日にその駅を利用しているという。
本日、こちらから警察に電話をしてその旨を伝えた。それ以上を聞かれることはなかった。
そこで、どうしてこちらの電話番号が分かったのかを尋ねた。Pasmoで改札を出たときの履歴から調べたのだと。後ろめたいことをしたときはPasmoは使わない方がいいぞ。
書庫の整理をゆっくりと進行中。
不要な本や雑誌を、売れるものは売り、売れないものは資源ゴミに出している。
処分しようとした雑誌の中に、「月刊小説新潮」が1冊あった。私は買った記憶がない。どうしてここにあるのだろうと中身を見てみたら、斉藤由貴さんのエッセイに延立寺のことが書いてあることを発見。斉藤さんが当寺に法事でみえた時のことがネタになっている。「住職のいい声のお経」とある。
斉藤由貴さんの母方の祖父母のお墓が延立寺にあり、この雑誌は斉藤さんのご親戚が送ってくださったのだった。当然処分はしない。保存資料とする。
マンガ『赤狩り』全10巻を一気読み。
戦後アメリカの「アカ」糾弾の凄まじさを描いた作品。「赤狩り」という言葉は知っていたが内容は知らなかった。まさに魔女狩り。
その中心にいたのが、ドルトン・トランボ。
ドルトン・トランボは私が映画を観始めて最初に覚えた映画人の1人。私が映画を自覚的に観出したのは中学1年の時。最初はチャップリンの『モダンタイムス』『街の灯』『独裁者』。そして『ジョニーは戦場に行った』『パピヨン』『ダラスの熱い日』。チャップリンとドルトン・トランボの作品は中学生の私に大きな影響を与えた。とはいえ私は闘わずに逃げてばかりだけど。
道端で旧知の人と偶然会った。「うわー、松本さん、お久しぶりです」と喜んでくださった。握手した。
が、実は私、この方の顔に記憶があるのだが、お名前も、私とどういう関係だったかを全く覚えていない。
この方と前回お会いしたのは、2年くらい前の渋谷の映画館。やはり先方から私に呼びかけてくださった。その時もお顔に記憶があるが、それ以外は思い出せなかった。今回も立ち話だけだったので、関係を思い出す糸口もなかった。
またどこかでお会いするでしょう。その時を楽しみに。
嫌な夢を見て目が覚めた。不快さがじんわりと残っている。
通常の夢なら荒唐無稽や辻褄の無さから、目覚めてすぐに筋を忘れてしまう。しかし今朝見た夢は妙にリアルなためか記憶に残っている。
自分が運転している車のブレーキが甘くてたびたび前の車と接触しそうになったり、人と会う約束をしたが相手が見つからないだけでなく約束自体が怪しくなったり。いずれも私は不安になる。
おそらく私の内心の不安が夢に反映されているのだろう。
私は何に不安になっているのだろうか。まず、本日が締切の原稿。多分今日中に書けそうにないこと。また、昨日の『寅に翼限定シナリオ集』の買い損ねもまだ傷になっているかも。
『虎に翼』の限定版シナリオ集が来月に発売。そろそろ予約しようかとNHKのサイトを見たら、すでに完売だと。え?
発売前に完売って、ことばがおかしくないか?
予め発行予定数を示して、予約がこの数に達したら締切、とか示してくれていたなら納得もできる。NHKのサイトにそれはなかった。だから、予約をすればその部数分は刷るだろうと思ったのが間違いとは思えない。秘められた部数に達したから販売終了って、非常に不親切と思う。
まあ、しかし、買っていたとして読むかと言えばまず読まない。コレクションとしての購入。そういうのはもう卒業してもいいんじゃないか。コレクション購入をする余裕は今の俺にはない。
涅槃像が延立寺に届いた。85cm。けっこう存在感がある。
八王子市仏教会で毎年開いている涅槃会では、市内の寺院が所蔵している巨大な涅槃図を壇上に掛けている。立派なのだが、少々オーバークオリティーな感は否めない。搬入にも搬出にも一苦労。
涅槃像があれば代替できるのではと思ってきたので、ヤフオクに出品されていたのをついポチってしまった。
85cmって中途半端な気もする。寺に置いたら大きいが、ステージに上げたらそうでもない。
まあ、お使いになるかは現執行部のご判断なので。使われなくてもそれはそれでいい。決して悪い買い物ではなかった。
延立寺通信作成、発送。
84円で出す最後の延立寺通信。
発送してから、予定記事の法話会の日程が間違っていたことを知らされた。
正しいのは、毎月第4月曜日、10/28、11/2、12/23。9月の法話会はお休み。
法話会は毎回、お見えになりそうな方にはハガキ案内を出しているので、延立寺通信で間違えても大過はないだろう。
午前、川崎のお寺で開かれた地元9条の会の集会に参加。この方たちは毎年9月9日の朝9時に、平和を願い憲法九条を守ることを誓い、集会を開いている。参加者が順番にお寺の鐘を撞き、その後にお寺の本堂にて私の講演。憲法を守ろうという会なので、題材は『虎に翼』。反応もいい。
午後、神奈川のお寺の彼岸会に法話出講。ドラマ『アンメット』を題材にしたが、まだこなれていない。ネタおろしは自坊ですべきだった。恐縮。
それでも、好意的な反応をいただいた。感謝。
こちらのお寺のご本尊は、以前は前ご住職の筆によるお名号だった。それはそれでありがたい。自分で書いた南无阿弥陀仏に毎日手を合わせるのは私にはちょっとできない。
現在のご本属はお木像。築地本願寺に所蔵されていたものを下付された。年代はかなり古い。
立像だが、元は光背が船形だったので他派で安置されていたもの。足の位置も本願寺派のとはほんの少し違う。
手が欠けていたのを補修し、光背を付け替えてご本尊としている。
お顔も含め、全体にとてもいいお姿。このお寺に迎えられてお喜びのご様子。
私は若いときはご本尊はお名号が有難かった。現在は、お木像が有難い。親鸞聖人のご意向には反しているが。
午後、人権問題関係の会議に出席。
この会議に私が出るようになって15年以上。しばらくメンバーが固定していたが、この2年ほどの入れ替わりが多い。原因はそれぞれだが、ざっくり言って、メンバーの所属団体が、人権問題だけでなく社会問題へ取り組む意欲を減じていることは感じている。
昨日はご門徒の葬式を勤めた。
遺影がとてもよかった。
ご病気をされる少し前。寺によくお参りされていた時期の、笑顔の写真。まさにこの方ご自身を映した自然な写真。息子さんとご旅行に行った先で撮ったものとのこと。
涼しい。秋。
池袋にて映画『侍タイムスリッパー』を観た。
昨日にTBSラジオの『こねくと』で町山智弘氏が絶賛していた。
その効果は少なからずあったと思う。平日昼間の映画館が満席。私が取れた席は前から4列目。私の映画鑑賞史上最も前の席。
夜、井上尚弥の試合をテレビで観た。
まったく危なげなし。この私がずっと試合を生放送で観られたくらい。
結果は相手の故障によるTKOだったが、試合後も井上の顔は奇麗。
敵なし。それは井上にとって不幸かも。
郵便局に84円切手を買いにいった。
大量に使用するため、シール式一択。しかし最寄の郵便局には在庫がない。入荷の予定もないという。この郵便局ではすでに値上体勢に入っている。
それは他の郵便局でもそうだった。なんとかシール式を用意できたが、事務用の地味なもののみ。
もう9月・・・。
雨がざーっと降ったかと思えば晴れて、また降り出す。降り出したら結構な雨量。不安定。どうなってしまったのか。外出時には傘は必携。
しかし先日買った折畳み傘はどこにいったのか。外出先に置いてきた記憶はない。うちの中のどこかにあるはずなんだが。