木造の映画館で
朝、ドキュメンタリー映画『トノバン』が加藤和彦の命日にちなんでメモリアル上映という情報がFacebookに流れた。観のがしていた作品。上映館を検索すると、青梅のシネマネコが今日まで。上映時間は午前中。行ける。
初めて行ったシネマネコ、都内で唯一の木造建築の映画館。前から気になっていたが今日が初めて。今後の上映予定作品もセンスいい。これからたびたびお世話になる予感。
『トノバン』には泣けた。この天才が亡くなった責任を登場した人の誰もが感じている。大変僭越ながら私も責任を感じている。私が加藤和彦の作品に親しむようになったのは彼が亡くなってから。彼の遺書は私の心に残る3通のうちのひとつ。あと2つは円谷幸吉と杉山登志。
« 一生もののバッグ | Main | Macでチェック »
Comments
こんにちは。
>私が加藤和彦の作品に親しむようになったのは彼が亡くなってから。
私もそうです。
>大変僭越ながら私も責任を感じている。
誠に僭越ですが、同感であります。
『帰って来たヨッパライ』でザ フォーク クルセダーズが売れ始めた当時について、坂崎幸之助さん(ジ アルフィー、和幸)が「最初に注目したのは、はしだのりひこさん。服装も言動も目立ってたから、彼がリーダーのように見えた。次が、北山修さん。最後が、加藤和彦さんなんだよねぇ。当時は、はしだのりひこさんが臨時のメンバーだったなんて知らなかったし」とラジオでおっしゃっていらっしゃいました。
加藤和彦さんは、おとなしいというか、前に出たがらない人なのかも知れませんね。
帰って来たヨッパライで急激に忙しくなられたフォークルですが、北山修さんは大学を卒業なさり(1年間、浪人か留年か私は不明)。
加藤和彦さんは、プロデビューの前に龍谷大学経済学部を中退なさっておられます。
とりあえず、まず休学、という選択肢が加藤さんには無かったのだろうと勝手に察しています。
(多分、学生課に中退を申し出れば「あっ、そうですか」とはならず、「そういう理由なら、まずは休学にしておけば」みたいな対応をなさると思われ。それを押して、中退ということになると思うので、加藤さんに迷いは無かったのでしょう)
円谷幸吉さんの遺書、杉山登志さんの遺書、私の心にも残っています。忘れられません。
Posted by: caropple | November 21, 2024 06:25 AM
加藤和彦が龍谷大学生だったことは私が龍谷大学に入学して初めて知りました。
彼の音楽にもっと触れたかったです。歳を重ねた彼は音楽の可能性をさまざまに示してくれたはず。
Posted by: 前住職 | November 22, 2024 03:45 PM