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雨上がりの道を個展へ

昼、中央道を走る。連休に入り渋滞するかとも思ったがガラガラ。日曜だし雨模様の天気という予報で出控えた人が多かったのだろう。雨は昼過ぎには止んだ。むしろ好天。

向かったのは知人の個展。
この知人は画家でもあり大工でもある。付き合いは20年くらいになる。始まりは、延立寺のウェブサイトに掲載している私の法話を彼が気に入ってくれて連絡をくれたのだった。
今回はご自身が建てた家の壁面に直接絵を描いた。その他、建築で出た端材をキャンパスにして絵を描いたものも。

絵を1枚買った。これも、アミダステーションに置く。アミダステーションは彼の作品館でもある。

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弱くなっている自覚を深く

先日、酒で記憶をなくした。コロナ蔓延の間は外で飲むことはなく、家飲みで記憶を無くすまで飲むことはこれまで1回もないので、少なくとも4年ぶり。
これまで私は記憶を無くしても大過はなかった。記憶する回路が麻痺しているだけで、行動はまともなことは経験上自信があるので。
しかしそれが今回は揺らいだ。
朝になって、いつも携帯しているバッグがないことに気づいた。中にはMacBookと手帳と車のキーが入っている。手帳にはクレジットカードが数枚。気持ちがずーんと沈んだ。どうやって帰って来たかも記憶がない。財布の中にタクシーのレシートが入っていたのでたぶんこれに乗ったのだろう。
そこに、まさにそのタクシー会社から電話が入った。バッグを預かっていますと。
心底ほっとした。しかし今回はたまたまのラッキーと思った方がいい。私は確実に酒に弱くなっている。
少なくとも、飲み屋のはしごはしないことを心に誓う。

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なぜぶつかった

右肩にまだ痛みがある。これは、先週22日に新宿駅のコンコースで人とぶつかったときの名残。
スマホを見ていたような前方不注意ではない。普通に流れに沿っていた。
その時に、右肩に大きな衝撃を受けた。その先には女性の姿。白杖を持っている。視覚障害の方が私にぶつかった。それもけっこうな衝撃で。当たったのはたぶんその方の額の部分。
私は流れに沿っていた。特に急いでいない。そんなに歩くスピードは出ていない。だから、これだけの衝撃を受けたのは,相手がかなり急いでいたからとしか思えない。そもそも白杖を使いながら、それをくぐって私と激突するってどういう状況なのだろう。私には白杖が触れた感覚はない。
相手の女性は衝撃に私へ怒りの表情を向け、私は反射的に謝った。
相手は倒れもせず意識がなくなったわけでもないので、それでその場を済ませたのだが、故意にぶつかったと思われたような。
しかし、どういう状況であの女性が私にぶつかったかは、知っておきたい気もしている。これから注意しますので。

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私を育ててくれた場所

八王子市仏教会青年部総会へ。私は招待客として出席。
青年部に今年度から5人の入会者があった。近年にない人数。大変喜ばしい。
このところの仏教会青年部は宗派や地域の別なく、人数が減少傾向にある。時代的な事情や風潮もあるだろうが、ここに育ててもらった経験からすれば、加わって得なことしかない。
八王子市仏教会青年部は私の目を開いてくれた場所。他宗派他宗教に触れることは大切。

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雨中の充実

京都は朝から雨。コンビニで傘を買った。
雨の中、法然院の隣の安楽寺へ。承元の法難で命を奪われた住蓮と安楽の墓がある寺。本堂には住蓮と安楽の像と共に松虫鈴虫の像も安置されている。
限られた日しか参れない。私が参るのも初めて。ここに来られただけでも今回の団参に参加してよかった。傘を買った甲斐もあった。

その後、京都国立博物館『親鸞展』へ。熊皮の御影と教行信証板東本を初めて目にする。眼福。しかし正直に言うと、私にとって一番の収穫は分厚い図録だったりする。私が目にするのは写真や複製で十分。

午後は龍谷ミュージアムへ。「真宗と聖徳太子展」。見ごたえあり。

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実質初奈良

京都、寒い。と言ってもこの季節にしては、というレベルだが。

本日は一日奈良観光。私は中学校の修学旅行以来。しかしその時の記憶は奈良公園が薄ーくあるくらいで寺の記憶は0。62歳にして実質は初の奈良。興福寺の国宝と奈良美術館の田中一行展を堪能する。中学生に奈良はもったいない。と言うと中学生に失礼だが、少なくとも、一律に行かせなくてもいい。

夜は、昨夜とは別の馴染みの店へ向かった。そこは半年前に建物の老朽化のため閉店していたが、場所を変えてすでに再開しているという情報が入った。
ではとその住所に向かったが、それらしい店は見当たらない。残念、再飲は次回の楽しみとする。

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団体旅行は過去のものか

午前、京都へ。多摩地区の浄土真宗本願寺派寺院で企画した団体参拝。延立寺では募集をしなかった。当初は1カ寺あたり5人の人数制限があったので。しかし同じく募集を見送った寺院も多く、途中で追加募集をしても当初の参加見込人数を大きく下回った。コロナの影響もあるし、団体旅行というのが世間のニーズに合わなくなっているということもあろう。

西本願寺の法要は御影堂が満堂。大勢の楽人も有難かった。事前情報では何か寒々しいということも聞いていたが、そんなことは全くない。ご門主のご親教も原稿を読みながらだが好印象。

夕食はたまたま見つけた小料理屋にて。その後に馴染みの店へ。馴染みと言ってもコロナの期間は来られなかったので4年ぶり。健在でなにより。

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知人が議員に

知人が選挙に立候補していた。そんな話は全然聞いていなかった。
選挙公報を見ると、いかにも怪しそうな候補が何人も出ている。これなら当選できるんじゃないかと予想していたがその通り、けっこう上の順位で当選。めでたい。

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久しぶりのカラオケ

夜、寺ネットサンガの事務局会議。会議後にカラオケへ行った。実に4年ぶり。「燃えろいい女」から始まって、「恋だろ」。

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なぜ高いところを使うのだろう

夕方、麻布十番のクリニックへ。

出先から車で向かった。麻布十番は駐車場はけっこうある。が、高い。10分200円とか。しかし公共駐車場があった。タワー式。15分100円。八王子並み。安いのに余裕がある。高い駐車場の利用客もけっこうある。なぜだ。

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お仏壇交換

ご門徒からお譲りいただいた大型のお仏壇をアミダステーションの2階に運び入れた。
アミダステーションの2階には、大きな仏壇がすでにある。しかし老朽化もあり、荘厳の破損がちょっと目立っていた。
今回運び入れたものは、従来のものより若干大きく堅牢。重かった。息子と2人で運んだが、4人で運ぶのが適正だったような。

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手元に置いておきたい本たち

延立寺の書庫の本をアミダステーションに少しずつ移している。書庫に眠らせるのではなく、良い作品を共有できたら。
その過程で、手元に置いて私蔵しておきたい本と、多くの人の手に触れてほしい本が分けられる。
前者の多くは私が20歳までに読んだもの。私を作った作品たち。やはり愛着が違う。樹村みのり、真崎・守、大友克洋、やまだ紫、諸星大二郎。ってマンガばっかりだな。文字本だと、内田樹、上野千鶴子、岸田秀、森達也、山田太一。
一方で数は少ないが、中年以降に読んだものでも手元から離したくない本もある。
作家名を挙げれば、うめざわしゅん、藤本タツキ、新井英樹、真鍋昌平。うーん、癖が強い面々。

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分からない怒り

某所で、怒る人と同席した。
私は、人への共感力は普通程度はあると思う。しかし、本日のその人の怒りには正直、共感できなかった。
彼の怒りはご自身のある部分を棄損されたから発動されたのだが、私には、棄損されているとは思えなかった。それは私の感受性の貧しさゆえとして、彼の怒りがなんらかの改善につながるのであればいいのだが、今日はそれが見えなかった。
怒りの矛先は私への直接ではなかった。でも私も無関係ではなかった。私も叱られている気になった。それが思い当たることならともかく、共感できない怒りを聞くのはつらい。しかし、怒っている人に対して、それはちょっと違うんじゃないの、という意見をすることもとても難しい。

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盤石の朝ドラ感

朝ドラ『らんまん』、主人公の幼年時代は子役たちがあまりに達者で大河ドラマの風格さえあった。主人公が神木隆之介へ替わったら、途端に画面が軽やかに、朝ドラっぽくなった。どちらがいいということじゃない。どちらも楽しい。水準以上を保っている。というか、水準が落ちる予感がしない。反面、大化けする期待もない。安定で盤石。

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置くからには良いものを

アミダステーションには2階の壁全面に本棚がある。1階には本を置かない予定だったが、背の低い、見た目も実用も邪魔にならなそうなものを置くようにした。
それらの棚には、当初は、手元になくてもいいが処分する気にはならない本を置いていた。
が、気が変わった。良い本を置きたい。この施設を使う人の少しでも益になる本を置きたい。
その気持ちから、少しずつ本を入れ替えている。まあ、現在のままでも充分ある程度の質は保たれているが。私がここに軟禁されても数ヶ月は楽しく暮らせるくらいに。

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対話型AIとの棲み分けは

一日中雨。久しぶりの本降り。

HOTOKE-AIがけっこうすごい。対話型AIの仏教版。これを作ったのが家入一真だったというのも面白い。
仏教的には〜に続いて心理学的には〜と返答するのがパターン。内容は決して外していない。
今後の僧侶活動にリモート対応は不可欠と私は思っていたが、リモートならAIでいいような気がしてきた。
対面ならまだAIに置き換えられないように思う。

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病気がさせているのか

大病院の待合室に座っていると、いろいろな人を目にする。けっこう目にするのが、待たされて怒りだす人。けっこう目にすると言っても、数が多いわけではない。大勢待っている中で、一日に2人くらい見るくらいだが。「なぜ待たされるのか理由を言え」とか。いずれも高齢男性。
そのクレームを事務員は低頭して「そうですねー」と聞いている。クレームを聞くのもその人たちの仕事のひとつと割り切っているように。怒るのも病気の症状のひとつとも思っているのだろう。

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「意味」が煩わしい

このところ、部屋では音楽をあまり聴かなくなった。聴くのは主に車や電車の移動中。部屋で落ち着きたい時、あるいは頭を使う必要のある作業中は、無音、もしくは環境音だけの方がいい。一番は野鳥の声。聴こえると深呼吸をしたくなる。
音楽を聴く時は、歌が入っていないもの、歌詞のないものを選びがち。「意味」がうるさくなった。
歌詞がないものでも、ジャズよりクラシック。歌ものではないジャズも、感情という意味が伝わる。
その点、クラシックは自然音や環境音に近い気がする。当然クラシックにも感情は乗っているのだろうが、私はあまり感じない。それはたぶん私がクラシックにあまり愛情を持っていないことが作用しているような気がする。

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発掘してほっとする

暖かさに誘われて、中断していた書庫の整理を再開。
本の山の中から、ダブり本を数冊発掘。この空間のどこかにあることは確かながら見つけることができず、買ってしまった本たち。こんなところに埋もれていたのかと申し訳ない思いの一方で、ホッともしている自分がいる。すまなかったね。
ダンポール整理法、悪くない。

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石山蓮華のしゃべりに驚く

TBSラジオの午後の新番組『こねくと』が快調。メインパーソナリティーの石山蓮華の安定感たるや。私はこの人を文筆家という認識しかなかったが、wikiによれば10代から役者をしており、CM出演も少なからず。テレビのバラエティー番組にも出ていた。だから放送度胸は備わっていたのだな。私はあまりテレビを見なくなったので知らなかっただけか。

本日の映画コーナーでは曜日パートナーのでかみちゃんと町山智浩との掛け合いというかじゃれ合いが盛り上がって肝心の映画へのコメントが薄くなるという事態に。おいおい。

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断酒ダイエット

この1週間で体重が2kg減った。食事は普通に食べている。運動もしていない。以前と違っているところはただ一つ。酒を呑んでいないだけ。
32mmあった大腸ポリープの除去手術をして、2週間後の診察までは飲酒を控えてくださいと指示があった。今のところ従っている。それだけで2kg体重減。酒は体重を増やすのだと実証した。でも体のどこに溜まるのだろう。

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閉店したらしい

八王子に謎の古物商があった。並べてある品がどうみても廃品。というか、ゴミ。初見の人は少なからずが、ここを廃品集積所と思うのではないか。かつて、ここの店頭にこんな貼り紙が出されたことがあった。「商品を盗まないでください。買っても安いです」商品を持ち去られたらしい。私が思うに、犯人はそれが商品だと思わずに、ゴミを再利用しようと持ち出してしまったのではないか。
本日、その店の前を通ったら、若い男女が店の品をすべて大型のゴミ袋に詰めていた。袋は数十になっている。古物商は閉店したのか。それで在庫を片づけている様子。しかしあれらの商品、ゴミ袋に詰められると、まさにあるべきところに落ち着いた感があった。

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残念な異動

4月になり、TOKYO FMの番組に異動があった。「番組の異動」というのは馴染がない表現だが、番組自体は続いていてもそれを局がネットしなくなったり放送時間帯を変えたりすること。今はPodcastやAuDeeなど、さまざまなプラットフォームがあり、放送からそちちに移ることもある。
いくつか異動した番組の中、放送されなくなって残念なのが蒲田健の『ラジオ版学問丿ススメ』。どこかの局で放送はされているようだが、まだ見つけられない。noteは見つけたがこれは有料。
もうひとつ、『Jazz Reminiscence』がTOKYO FMで聴けなくなったのも残念。
両番組とも、後に座った番組は私の好みではない。
しかし、TOKYO FMの編成が何を考えているのか分からない。

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大河のような朝ドラ

NHK朝ドラ『らんまん』の第一週が終わった。
大河ドラマを思わせる絵作り。達者な役者揃い。子役もみな凄い。一方で最初から水準が高い分、大化けすることはなさそう。いや、化ける必要はないか。

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初めてのはずなんだが

検査のために八王子医療センターへ。中に入るのは初めて。勝手が分からず、駐車場の入口を間違えた。まだ午前9時なのに広い駐車場に車が一杯。誘導員が3人もいる。
総合受付で手続きをすませて検査室へ進む。看護師の方に誘導してもらった。そうでなければ絶対に迷っていた。巨大病院。
途中で大勢の若い看護師さんとすれちがった。案内してくれた看護師さんによればこの春に新規採用の人たちらしい。その数40人くらいだろうか。新規でこんなに。全部で何人いるんだろう。
帰宅し、机の中から医療センターの自分の診察券を発見してびっくりした。私はあそこで診療を受けたことがあるらしい。全然完璧に記憶にない。少なくともあの建物に入ったのは初めて。建て替えはしているはず。

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スマホで繋ぐのは大変

東海大学八王子病院では4人部屋に入ったがここにはWiFi環境がない。そのためiPhoneでインターネット共有していたが、データ量があっというまに一杯になってしまうのに驚いた。ドコモでは1GBで使える目安として動画270分、サイトなら3500ページとしているが、そんなには全然使えない。すぐに「データ量到達」となって画面がフリーズする。私の設定が悪いのだろうか。
映画を何本も観れるかと思っていたが断念。

午後、退院。
遠出や激しい運動は避けるようにとの指示があった。どのくらいの期間かと問うと1週間くらいと。そのくらいなら従いましょう。

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痛みはやはり自分のせい

東海大八王子病院にて大腸ポリープ手術。内視鏡にて。やはり私の腸は入り組んでいるらしい。医師にも苦労していただいたが、私も苦労した。カメラが進むごとに腹内を擦られるのが痛い。腹に力を入れるとカメラを押し戻してしまうので力を抜けと指示されるが、とても出来ない。痛みからどうしても力が入ってしまう。看護師さんが腹を上から抑えてなんとかカメラを進ませる。予定よりずいぶん時間がかかったが、手術内容は予定通り無事終了。術後は病室まで車椅子。押してくれた看護師さんは「痛かったですか。鎮痛剤入れたんですけどね」と意外そう。たぶん、腸カメラって全然痛みがない人は多いのだろう。

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2023八王子花まつり

昼、八王子市仏教会の花まつり。駅前商店街をおねり。法螺貝が先導し、列の後部には八王子芸者衆が続く。日本全国に花まつり行事は数多いが芸者衆が花を添えているのは八王子が唯一だろう。
好天にもめぐまれた。花まつりが八王子の春の行事として定着してほしい。

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一方では改善

大腸の手術前準備で毎朝体温を測っている。それにより、今の私の平均体温が以前より高くなっていることを知った。少し前まで私の平均体温は35度6分くらい。それは何十年も変わらなかった。だから37度くらいの微熱でも私には影響が大きかった。
それが現在は36度6分くらい。以前の微熱状態が平熱になった。
平熱が高くなっているのは悪いことではないようだ。もしかしたら一部の病気を体全体でサポートしているようにも思う。

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欠点を補って余りある

もう4月・・・。もう新年度・・・。

昨日、NHK朝ドラ『舞いあがれ!』が終了。あれれと思う部分も展開もあった。が、それらの欠点を補って余りある魅力があった。「補って余りある」という表現がこれほど当てはまる作品は他に思い出せない。
「一つ目の目的地に着陸」というセリフで終わるのが見事。そう、目的地は一つではない。それを全編通して訴えた作品だった。だから、こんなに愛していたのに終わっても不思議なくらいロスがない。
同番組の感謝祭が最終回放送日に東大阪で開かれ、その様子をYouTubeで観た。脚本の桑原亮子氏が登壇。そして歌人の俵万智氏が登壇。俵氏は桑原氏が貴司の成長に合わせて歌を作っていたと断言した。なんて幸せな催しなことか。

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